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保育中に出会った子どもたちの素敵な姿や、楽しいエピソードをお伝えしていきます!
令和4年4月~
・子どもの成長と絆(R3年度ひよこ組)
・異年齢同士の関り~コマまわしを通して~(令和3年度ぞう組)

子どもの成長と絆

読みたい本を自分で大人の所に持ってきます。
令和4年3月 ひよこ組 0歳児クラス
私がその日、ひよこ組(0歳児クラス)の部屋に入ると、玩具で遊んでいたK君が私を見て立ち上がり、大きな声で「みーぢーやー‼」と言いました。私の名前は宮地(みやぢ)と言います。
その後も、何度も私に向かって「みーぢーや!」と繰り返し声をかけてくれました。
 
4月の入園当初は、よく泣いていたK君。泣いている時は抱っこをしたり、わらべ歌を歌ったりしました。身近にいる担任と一緒に過ごしていくうちに信頼感が生まれ、笑顔で過ごす時間が長くなり、徐々に絆が深まっていきました。

デコボコ道も楽しんで歩くほど足腰もしっかり成長!
泣いて自分の気持ちを表現していましたが、今ではいろんな表情を見せてくれるようになっています。
 
また、「〇〇ちゃん(友達の名前)はどこ?」と聞くと、指で指して教えたり、はっきりした言葉では無いのですが「あ~な~な」など名前を真似て呼んだりするようになってきました。
 
担任が日常話しかける言葉を聞いたり、好きなわらべ歌を繰り返し歌ってもらったり、お友達の真似をしたり、好きな絵本を読んでもらったり、たくさんの関りから、自分なりの言葉が言えるようになってくるのだと思います。
 
私は、色々なクラスに入るフリー職員です。担任のように絆が深くはないので、寝かしつけや、トイレなどを誘うと「イヤッ!」と言われてしまうことが多々あります。
 
そんな中で大きな声で私の名前を一生懸命に「みーぢーやー‼」と呼んでくれたK君の行動は、とても嬉しく思い、このエピソードを書きました。
担任と絆を深められことで、安心して過ごすことが出来、担任以外の職員ともかかわれるように成長したのでしょう。
 
子どもの成長は、1週間…いや、一日で、こんなこともできるようになったの??と成長の早さに驚くことがあります。
成長には個人差もありますが、これからも子ども達の成長を見守り、一緒に過ごしていきたいと思います。

記事:宮地
 四葉のクローバー子どもたちの成長はあっという間で、日々その成長に驚きと喜びを感じています。成長を感じる出来事があった時には、保護者にすぐにでも報告したい気持ちになり、一緒に喜びを分かち合えることを嬉しく思います。
4月から新年度となり、新しく入園した子ども達を迎えています。子どもの気持ちに寄り添って関りながら信頼関係を築いていきたいと思います。



異年齢同士の関り~コマまわしを通して~

紐を巻くときは、真剣な顔!
令和4年2月末 ぞう組 3・4・5歳児クラス
最近ぞう組(3・4・5歳児クラス)ではこま回しを楽しむ子が増えています。ぞう組では、棒心を両手ですり合わせるようにして回す『手回しこま』や紐をこまに巻き付けて回す『紐こま』など年齢にあったこまを子どもたちに提供しています。特に紐こまに関してはこまに紐を巻く際の力加減がとても難しく、回せるようになるまで時間が掛かります。
 
ぞう組でも紐こまを始めたばかりの頃は「できないよ~」「どうすればうまく巻けるんだろう」と難しそうにする様子が見られました。しかし諦めず何度も挑戦し、練習を重ねる中で上手に回せる子が増えてきました!
コマを回す時は、まず姿勢が大事!回した後、紐でひっかけ手のひらの上に乗せ回すという技が出来るようになった子もいます!
3月のある日、3歳児のMちゃんが紐こまに挑戦する姿が見られました。こまに紐を巻くことができますがうまく回すことが出来ません。「全然できないよ~」と困っているMちゃんを見て5歳児のSちゃんが「どうしたの?」と声を掛けました。「こまが全然きれいに回らないの」と答えるMちゃん。「紐を巻く方向が違うんだよ、こっち向きに巻くの」とSちゃんは年下のMちゃんに優しく教えてあげる姿が見られました。
 
Sちゃんのアドバイスを受けMちゃんも紐こまを上手に回すことが出来るようになりました。
 
こまは一見簡単に遊べる玩具に見えますが、手先を上手に使って紐を巻いたり、手首のスナップをうまく使ってこまを投げたりするといったコツが必要になります。練習を積み重ねる中で集中して物事に取り組む力を身に付けたり、こまを回せるようになる達成感を味わったりすることが出来るとてもよい玩具です。またぞう組の子ども達の姿にもあるように異年齢児同士の関わりや、コミュニケーションのきっかけにもなります。年上の子が年下の子にこまの回し方を教えたり、年下の子が年上の子を憧れ、真似をしてみたりするなど共通の遊びを通してお互いにいい刺激を与え合っています。
 
これからも異年齢児保育の良さを活かし、遊びの中から子ども達同士の絆を深められるよう、保育をしていきたいと思います。
 
記事:村上
 四葉のクローバーコマまわしは大人でも意外と難しいですよね。子ども達は練習を積み重ねる中で、あっという間にコツをつかみ上達していきます、出来なかったことが出来るようになった喜びは、自信や意欲に繋がっていきます。
 
また、年上の子も自分が教えていた子が出来るようになると、自分のことのように一緒に喜ぶ姿があります。大人が子どもに遊び方やコツを伝える事は簡単な事ですが、大人が子ども達の遊びを見守る事で、子どもたち同士で考えたり教え合ったりする姿が多くなり、上達した時には一緒に嬉しさを共有することが出来ます。自分がコマを回せた時よりも、喜びが2倍、3倍にもなると思うので、そういった経験をこれからも増やしていきたいです。



・「あおぐみ、がんばるよ!」(ぞう組3・4・5歳児クラス)

「あおぐみ、がんばるよ!」

電車の玩具で遊んでいる様子です!年中児が電車を繋げて楽しそうにしていた所に、年少児のKくんが近づくと「僕こっちやるから、列車つなげて」とスムーズに中に入れてあげていました☆
令和4年4月1日 ぞう組 3・4・5歳児クラス
新年度初日の朝の出来事です。
みんな進級したことを喜び、「○○ちゃん、緑組(年中クラス)になったんだよ~」、「僕は青組(年長クラス)!」と会話を楽しむ姿がありました。
 
そしてこの春、一つ上の学年に進級し年長クラスになったSくんからは「前の青組さん(年長クラス)はもういないの?どこにいったの?」という声が聞かれました。
 
「前の青組さんは小学生になったよ、ランドセル背負って小学校に行くんだよ」と私が返答すると「ふーん、小学生かぁ」「おべんきょうするんだね」と言いながらも少し前までは一緒に過ごしていたお友達が違う場所に行ったことが何だか不思議そうな様子でした。
 
「前の青組さんは小学生になったから今日からはSくんが保育園の中で一番上のお兄さんだよ」と声をかけると「うん、青組(年長クラス)だからお兄ちゃんだよ!」と誇らしげな表情に変わりました。
 
そしてまだ朝の身支度の途中だったSくんでしたが、早速進級したばかりの年少の子が身支度のやり方がわからず困っていると、自分の身支度をササっと済ませた後、「ここにシール貼るんだよ」と朝の支度の一つであるシール帳の日付シールの貼り方を教えていました。
 
「Sくん、教えてくれてありがとね」と私が声を掛けるとSくんは自信に満ち溢れた様子で、他にも困っている年下の子がいないか辺りを見渡し、見つけると私の元から去っていきました。
 
ついこの間まで一緒に過ごしていた年長さんは新たに小学校という場所に進んでいったことは、Sくんにとってはまだピンと来ていないようでしたが、昨年度まで年上の子にお手伝いをしてもらっていたことを思い返して、一番上の学年としてしっかりしよう!と気合いを入れているようでした。
その姿を見て成長を喜びを感じ、そして「Sくんこれから年長さん頑張れ!」と応援したくなった一場面でした。
記事:林
 四葉のクローバー以前までは、年下の子への接し方が分からず戸惑うこともあったSくんですが、進級して年長児としての自覚が生まれ、年下のお友達のことも気にかけるようになった姿に成長を感じます。
異年齢クラスでの生活なので年上の子は見本になって、年下の子は憧れを抱きながら関り、関係性を築いていきながら、お互いに成長し合ってほしいと思ます



・わらべうた「ジージーバー」(ひよこ組)

わらべうた「ジージーバー」

淡い色のシフォン生地
令和4年5月9日 ひよこ組 0歳児クラス
ときわぎ国領保育園では生活や遊びの中にわらべうたを取り入れています。保育中はいろいろなわらべうたを歌っています。
 
保育者が「ジージーバー」というわらべうたを歌っていたときのことです。
 
ひよこ組では「ジージーバー」を、大判ハンカチサイズのシフォン生地の布を使って、いないいないばぁの動きをしながら遊んでいます。シフォン生地は柔らかくて透けているので、顔にかけても表情が見えます。小さい子のいないいないばぁ遊びに向いている素材です。
「ジージー…」まで歌うと、わくわくして「バー」を待つ様子があります♬
戸外で遊んだ後、室内に入ることを嫌がり泣いていたRちゃん。そこで保育者が「ジージーバー」と歌いながらシフォンの布を使って、いないいないばぁの動きをするとピタっと泣き止みました。そして「バー」のタイミングで保育者が顔を出した時には、にっこり可愛い笑顔を見せてくれました♪
 
今では自ら棚の中からシフォンを取り出し“やって”という様子で保育者に渡し、保育者や他のお友達と一緒に「ジージーバー」を楽しんでいます☆
 
わらべうたを私たちが歌うと、子ども達は「なんだ?」という様子で歌っている保育者のほうへ近づき、興味深そうに聴いています。
 
シフォンと共に遊ぶ「ジージーバー」は、わらべうたのリズムや保育者の声のトーン、シフォンを上げ下げする動作が楽しい気持ちにさせるのでしょう。目と目があって、私たち保育者と楽しさを共有することが出来ます。
 
0歳クラスの子ども達は4月に入園して、保育園生活に少しずつ慣れてきました。わらべうたを取り入れた触れ合い遊びを通して、担任への安心感が芽生えて信頼関係を築いていけたらと思っています。
 記事:渡辺
 四葉のクローバーゆったりとしたリズムで聞きやすい音程であるわらべうたを大人が歌うと、子どもは穏やかな気持ちになり情緒が安定します。また、わらべうたを通して、肌を触れ合うスキンシップをたくさん取ることができます。そのことにより子どもは愛情を感じることも出来ます。
今回のように物を使用するわらべうたは他にもたくさんあります。布や人形を使うことで、顔(表情)を隠したり、追視したりと、ふれあい遊びとはまた違った楽しさがあります。様々なわらべ歌を取り入れながら、私たちは子ども達と絆を深めています(^▽^)☆彡



・友達との関り(りす組)

友達との関り

ポットン落とし…プラスチックの保存容器を細工しポットン落としにしています。
令和4年5月25日 りす組 1歳児クラス
K君が手作りのポットン落としで遊んでいた時の出来事です。
 
手作りのポットン落としとは、容器の蓋に穴を開け、その穴にペットボトルのキャップを落として遊ぶおもちゃです。
 
全てのペットボトルのキャップを入れ終わると、保育者に「ん、ん」と言いながら、ポットン落としの容器を渡し、〈容器を開けてほしい〉としぐさで伝えていました。保育者は「ここをひねるんだよ」と容器のふたをひねって開ける様子を見せたり、K君の手を取り、一緒に容器をひねって開ける方法を伝えたりしていました。K君はこの後2回ほど、保育者と同じやり取りを繰り返しました。
大人が仲介しながら友達と一緒にブロックを組み立てて遊んでいる様子です。
保育者は違う子に呼ばれ、その場を離れました。K君はまだポットン遊びで遊んでおり、全てを入れ終えると再び「ん!ん!」と容器を開けてほしいことを離れた保育者に向けてアピールしました。
 
すると、近くにいたMちゃんがK君の元へ行き、「こうやるんだよ」と言いながら容器を開け、K君に渡しました。Mちゃんは保育者とK君とのやり取りを見ていて、保育者の言動を真似したのでしょう。その後、K君はまた繰り返しポットン遊びを始めていました。
 
数か月前まで0歳児クラスで、保育者の介助を通して生活していたMちゃんとK君ですが、この場面では保育者を介さずにやり取りが成立していました。
 
今回のエピソードのように大人の言動を見て真似して友達と関わる事から始まり、次第に友達の言動から感情や要求を感じ取って、関わろうとするようになっていきます。
 
今回のMちゃんとK君のエピソードは、子どもと保育者だけの関係性から、友達という新しい関係性を広げていく姿に成長を感じる1場面でした。日々の育ちを見守る中で、子ども同士の関わりを大切にしていきたいと改めて思いました。
記事:根岸
 四葉のクローバー1~2歳児は、他者への興味や関心が出てくる時期です。同時に自分の思いが伝わらないもどかしさから、友達同士ぶつかり合う姿がしばしば見られる時期でもあります。保育者は子どもの気持ちや思いを受け止め、代弁するといった援助が必要となってきます。保育者からの援助を受ける中で、友達とのかかわり方を知ったり、相手の思いに気付いたりすることが出来るようになってきます。そういった経験を積み重ねていく事で、今回のMちゃんとK君のエピソードのように友達同士のやり取りが成り立っていくようになるのだと改めて感じました。



・身近な自然に親しむ(うさぎ組)

身近な自然に親しむ

公園の池を観察中♬
令和4年6月21日 うさぎ組 2歳児クラス
うさぎ組の子ども達は生き物が大好き!散歩先で様々な動植物を観察することを楽しんでいます。
 
保育園の近所にある公園には小さな池があり、可愛らしいオタマジャクシが生まれていました。オタマジャクシを初めて見る子どもも多く、「ちっちゃいね」「真っ黒だよ」と自分なりに気付いたことを友達や保育者に伝えていました。公園へ行くたびに「大きくなったよ!」「足が生えてきた!」と、オタマジャクシの成長に気付く子どももおり、小さな変化を見ることが一つの楽しみになっていました。
小さな蛙を発見!かわいいね♪
ある日、いつものように池を覗いてみると・・・。オタマジャクシが一匹もいなくなっていました。「どこに行ったんだろう」「(池にいる金魚を指さして)魚が食べちゃったかな」と心配そうな様子の子ども達。みんなで公園内を探索することになりました。子ども達と保育者で池の中や地面を一生懸命探してみると草むらにピョンと跳ねる生き物がいました。保育者が捕まえて子ども達に見せると「カエルだ!」「可愛いね!」と大喜びでした。池にいたオタマジャクシはカエルになり、草むらの中に住んでいたようです。
 
日々、動植物の観察をしたり、成長や変化を肌で感じたりすることで、生き物をかわいがったり、草花の成長を喜ぶ姿が見られるようになりました。
 
子ども達が自然を感じながら生活する機会が少なくなっています。そんな時代であるからこそ戸外に出て身近な自然に触れ、小さな命を慈しむ心や草花を大切にする気持ちを育めるよう、保育をしていきたいと思います。
記事:村上
 四葉のクローバー自分で興味を持って関り考えたり感じたりしたことは、心に残ります、さらにもっと知りたいという意欲にもつながります。今回のようにオタマジャクシの成長を見守ることが出来たのも、1つの学びになりましたね。身近な公園の中でもたくさんの自然に触れることが出来ます。日々自然と触れながら遊び、一つ一つの変化や成長に気付き、楽しめるように過ごしていきたいと思います。



・育てた野菜でピザ作り(ぞう青組)

育てた野菜でピザ作り

ミニトマト
令和4年7月 ぞう青組 5歳児クラス
ときわぎ国領保育園は例年、年長児になると、自分達の育てたい野菜を2階園庭で育てています。
 
今年も5月初め頃に子ども達と一緒に野菜の苗を買いに行き、水やりや雑草抜きなどの世話をし、収穫出来るようになりました!育てている野菜は、ナス・きゅうり・ミニトマト・枝豆・かぼちゃです。
ナス
育てた野菜の中から、ナス・枝豆・ミニトマトを収穫し、その他の具材も用いながら手作りピザを作ることにしました!
 
野菜は前日に収穫したのですが、「これでピザ作るの楽しみだな~」「枝豆使ったら目とかに出来そう」など、どんなピザを作ろうかワクワクしている様子でした。
収穫した、ミニトマト、キュウリ、ナス、枝豆。たくさん採れました!
ピザ作りは生地の形を作っていくところから行います。「私はハートにするね」「僕はロボットにしようかな」など、自分の作りたいイメージを形に表していく子ども達。
 
収穫した野菜をトッピングする際には、「ミニトマトたくさん乗せちゃおう」「ナス好きじゃないけどな・・・1つは乗せようかな」など思い思いに具材を乗せていきます。

ピザが完成すると「見てみて!」「ここが顔なの可愛いでしょ」などお互いに見せ合って楽しんでいました。
生地を好きな形に伸ばして、自分の好みの野菜をトッピング☆
午後おやつの時間となり完成したピザを食べる際には、「自分で作ったから美味しい」「ナス嫌いだったけど、これなら食べれた」など友達と感想を言い合いながら食べている子ども達でした。
 
毎年、年長児が野菜を育てているのを見て、年少児や年中児は「青組さんになったら出来る!」と憧れの一つでもあります。
 
今年の年長児も、水やりや雑草抜きなどの少し大変なことであっても意欲的に取り組んでいました。野菜を育てる過程でも「トマトって段々赤くなるんだ」「枝豆ってこうやって出来るんだ」など、普段何気なく食べている野菜であっても知らないことは多く、楽しみながら育てている姿がありました。
出来上がったピザ!おやつには少し大きいサイズですが、みんなペロリ!
ただ野菜を育て、調理して食べるということではなく、その中から植物を育てる責任感や、収穫を経て、育てることが出来た達成感や自信、色んなことを学んでいったのではないかと、子ども達の姿を見て感じました!
記事:吉澤
 四葉のクローバー年長児が育てている野菜には年少や年中の子ども達も興味をもって観察し、生長を見守っています。「青組さん(年長)が育ててるきゅうり、大きくなってる」「枝豆ってこうやって出来るんだね」と、見て感じたことを話したり、水やりの手伝いを少しさせてもらったりしていました。
 
年長児がメインとなって育てている夏野菜ではありますが、食育活動の一環として皆で大切に育てて生長を見守るという経験は、色々な子ども達の発見や学びに繋がっていると感じます。来年の夏もまたおいしい野菜をたくさん育てられたらと思います。



・離乳食(ひよこ組)
・製作活動中のひととき~子どもの意思、考え~

離乳食

職員と目を合わせながら、一口ひとくちを大切に食べていきます。
令和4年8月ひよこ組 0歳児クラス
ひよこ組の離乳食の様子を紹介します。ときわぎ国領保育園では、ごっくん期(ペースト状)、もぐもぐ期(舌で潰せる固さ、みじん切り)、かみかみ期(歯茎で潰せる固さ)、準備期と段階を踏んで、幼児食へと移行しています。
 
先日から離乳食(ごっくん期)を開始したKちゃんのお話です。
 
離乳食を始めたばかりのこの時期は、提供されたものを全部食べることが目的ではなく、10分から15分の間で、楽しく食べられるようにしています。
ある日のごっくん期メニュー ・10倍がゆ  ・高野豆腐のくず煮  ・カブのスープ煮
食べることが大好きなKちゃんは、離乳食が見えると「うぅーーー!!」と声を出して嬉しそうにし、席についてエプロンを付けると、前のめりになりながら待っています。
 
まだ食事を開始したばかりのKちゃんではありますが、食事を介助する中で、Kちゃんに「人参おいしいね」等と保育者が声を掛けると、笑顔で腕を上げて喜びを表現したり、「おいしい!」と反応したりしてくれる姿があります!
 
また、10倍がゆを食べる時に、保育者が「もぐもぐだよ」と咀嚼することを伝えていくと、少しずつ口を動かすようになり、保育者の声掛けに反応しながら食事をする姿が見られるようになってきました。
 
普段から食事の介助をする時には「ご飯おいしいね」等声をかけるように意識していましたが、同じ目線で気持ちを共有し、保育者とコミュニケーションを取りながら離乳食を食べることで、保育者との信頼関係が深まり、食事の楽しさに繋がっていくのだろうと改めて感じました。
 
これからも楽しく離乳食を食べる中で、一人一人の発達に合わせて、手づかみ食べをしたり、保育者と一緒にスプーンを使って食べたり等、段階を踏んで幼児食へ移行していけるように援助していきたいと思います。
記事:松谷
 四葉のクローバーひよこ組は月齢によって食事の援助の仕方が変わるので、一人ひとりの発達段階を理解し、その子にあった援助を心がけています。
低月齢児はスプーンが口に入る事に慣れるところから始めます。保育者は、下唇の上にスプーンをそっと乗せ、「あむだよ」と声を掛けたりしながら、食材を自分で取り込むのを待つようにしながら、一口ひとくちを大切に食事を進めています。
高月齢児は、手づかみ食べやスプーンを使って食材をすくうなど、自分で食べる力を身に付けられるようにしています。
子ども達が食材をスプーンですくえた時保育者は、スプーンの柄の部分をもって口の中に食材が入れられるよう、さりげなく援助しつつ「これは、にんじんだよ」など『食』への興味がわくような声掛けをしています。
 
子ども達は、眠たさから食事の気分ではなかったり、介助されることを嫌がったりする時もありますが、そのような時は、無理強いをせず、抱っこをして気持ちを受け止め、寄り添いながら食事を摂ることが出来るようにしています。
食事中は「おいしいね」「上手に食べられたね」」と笑顔で声掛けすると、子ども達も嬉しそうにしながら食べています。保育者が楽しく食事が摂れるような雰囲気作りをすることで、子ども達にも楽しい気持ちが伝わると思います。なので今後も食事を摂る嬉しさや喜びを味わえるような声掛けや援助をして、その中で食べる事への意欲に繋げていきたいと思います。



製作活動中のひととき~子どもの意思、考え~

白い絵の具を手に付けて、ペタペタ
令和4年8月30日りす組 1歳児クラス
りす組の子ども達は製作活動が大好き!
絵の具でフィンガーペイントをしたり、画用紙を糊づけしたり様々な活動を楽しんでいます。
 
しかし、そんなりす組の子どもたちもその日の気分や活動の内容によっては、活動を躊躇することもあります。今回はそんな場面での出来事をお伝えします。
足の裏に絵の具を付けて…
その日の製作活動は、絵の具を使って足型を取る事でした。
 
NちゃんやR君、K君が、他の友達が足型を取っている時に、近くで様子を見ていたので、私が「やってみる?」と誘うと首を横に振り(やらない)といった反応がありました。
 
絵の具を手で触れることは慣れてきた子どもたちですが、足に絵の具を付けるのは抵抗がある様でした。
出来上がった作品はこちら!足形が可愛いうさぎさんになりました☆
 以前までは活動の内容に気分が乗らないと誘った時に「いやー!!」と後ずさりして離れていく姿があったため、私はNちゃん達が今度やりたいと思えた時にやろうかなと思っているところでした。
 
ですが、ふとNちゃんから「て(手)でやる!」という言葉が出ました。
そこで机の上に紙を敷きフィンガーペイントを出来るようにすると、さっそくNちゃんは楽しそうに手に絵の具を付けて、フィンガーペイントを始めました。
Nちゃんが「ぺたん!ぺたん!」とフィンガーペイントをしたり、手型を取ったりして遊んでいると、R君、K君もやってきてフィンガーペイントを始めました。
 
足型取りには消極的だった子ども達が、自ら絵の具に触れて遊ぶことを楽しんでいました。
 
しばらく手型取りやフィンガーペイントを楽しんだことで、絵の具の感覚に慣れ楽しめるようになったのか、「あし(足)もやる!」と足型取りも自ら行い、「(この足型は)うさぎになる!」と喜んで製作をする姿がありました。
 
絵の具を触れること自体が嫌と拒むのではなく、“足は嫌”“だけど手ならいいかな”と自分が絵の具を楽しめる方法を子ども自身が見つけ出せたNちゃんやR君、K君。
 
そんな姿を見て、私は子ども自身がこれまで大人と一緒に遊んできた経験から少しずつ自分なりの遊び方を考えたり、工夫したりをすることができるようになったのだと成長を感じ嬉しく思いました。
記事:雪城
 四葉のクローバー1歳児は自我が強くなり、自分の“やりたいこと”“やりたくないこと”を主張できるようになる時期です。保育者はどんな声掛けや関りをしたら、子ども達が興味を持ってくれるか考え、工夫しながら製作活動へ誘っています。
子ども一人ひとりに個性があり、得意・不得意があるので、無理強いせず、子どもに寄り添いながら、作品を作り上げています。出来上がった作品を保護者にも見てもらい「うちの子はこんなことが好き(得意)なんだ!」「こんな感性を持っているんだな~」という気付きにも繋げていけたらと思っています。



・友達とのやり取りの中で芽生える優しい気持ち(うさぎ組)
・屋上での運動会!(ぞう組)

友達とのやり取りの中で芽生える優しい気持ち

磁石で連結する木製の電車は、とても人気のある玩具です。
令和4年10月うさぎ組 2歳児クラス
室内遊びをしていた時の様子をお伝えします。
 
Kくんは木製の汽車の玩具で遊ぶことが大好きで、繋ぎ合わせて「ガタンゴトン~この電車は○○行きです」「8両編成の電車が参ります」などと電車のホームで流れているアナウンスを真似ながら遊びを楽しんでいました。
 
するとそこに、同じ電車遊びをしたいOくんがやってきました。OくんはKくんに「電車貸して」「僕も電車で遊びたいんだ」と言葉で自分の気持ちを伝えました。

写真は床面で電車を走らせて遊んでいますが、次の学年のぞう組(3・4・5歳児)では木製のレールを上手につなげ組み合わせて電車を走らせて遊んでいます。
ですが、Kくんはまだ電車で遊びたかったようで、「やだ!僕が使ってるもん!」とOくんに言いました。
 
保育者がOくんに「Oくん、ちゃんと言葉で伝えられてえらいね。今はKくん一人で使いたいみたいだからまた少ししたら一緒に声を掛けてみようか」と言うと、「でも、使いたかったのに~」と少し悲しそうな様子。
 
その様子を見ていたKくんが、「時計の針が12になったら貸してあげる」とOくんに言いました。すると、「わかった!」と言って納得するOくん。
 
保育者が「Kくんありがとうね。Oくんも嬉しそうだよ」と伝えると、そこでKくんの気持ちが切り替わったのか、「Oくん、やっぱり一緒に遊ぼう!」とOくんを遊びに誘い、Oくんも嬉しそうに「いいよ!」と言って、二人で仲良く電車を繋ぎ合わせて遊び始めました。
 
まだ時計の時間を完全には理解していないものの、“この時間になったら貸してあげようかな”というKくんなりの優しさが見られた場面でした。また、O君とやり取りをする前までは、頑なに一人で玩具を使いたいという思いでしたが、K君とのやり取りを通して気持ちが切り替わり、「一緒に遊ぼう」と相手を思いやって声を掛ける姿に成長を感じました。
 
2歳児は、玩具の取り合いなどでトラブルになることも多くあります。そのようなときは、保育者も加わりながら、自分の気持ちを相手へ伝えられるよう援助して、解決できるようにしています。
 
子ども達は、友達や保育者とのやり取りを見る中で、少しずつ相手の気持ちに気付き、理解できるのだと感じました。
 
記事:菅原
令和4年10月うさぎ組 2歳児クラス
 四葉のクローバー友達とのやり取りを楽しみながら遊ぶ姿が見られるようになってきたうさぎ組の子ども達。自分の気持ちや思いを友達に上手に伝えられるようになってきました。もちろん遊びの中でそれぞれの思いが合わなくて、けんかになってしまうこともあります。その際には保育者が間に立って双方の気持ちを代弁し、相手の気持ちに気付けるよう配慮しています。そういった経験を積み重ねることで友達を思いやる気持ちを育むことが出来るのだと思います。



屋上での運動会!

当日はとても天気が良く、少し熱いくらいでしたが、屋上らしい青空の下で運動会が出来ました☆
令和4年10月 ぞう組 3・4・5歳児クラス
新型コロナウイルス感染症が流行して以来、運動会は中止や縮小(年長クラスのみ)の開催でしたが、今年度は、2歳児クラスから5歳児クラスを対象に運動会を開催しました!
 
ときわぎ国領保育園では、毎年お隣りの東京慈恵医科大学附属第三病院の体育館を借りて、運動会を行っていました。ですが今年度も感染対策上、体育館を借りるのが難しかったので、保育園と同じ建物内にある特別養護老人ホームの屋上にて運動会を開催することになりました。
 
クラスごとの会場入れ替え制の運動会になりましたが、当日は天気にも恵まれ、「晴れた~!!」と大喜びの子ども達♪
 
ぞう組の子ども達は、3年ぶりの運動会になります。去年は年長児クラスのみの運動会だったので、組体操やダンスなどをみて「来年できるかな?」「たくさん練習しなきゃ!」と友達同士で話しながら、憧れがあった様子でした。
 
年長クラスの子ども達は、跳び箱に組体操、ダンスにリレーと練習することがたくさんありましたが、皆やる気満々で「ブリッジできるようになった!」「ダンス踊れるようになったよ♪」と練習を重ね、次々にできるように!
 
特に跳び箱は、なかなか跳ぶことができなくても、諦めることなく、「大きくジャンプする!」「手を遠くにつく!」などと、跳び箱が跳べる友達からコツを聞いたり、跳んでる様子を観察したりして、何度も練習を重ねていました。
 
時には「できるかな…」「こわくなっちゃった…」と自信をなくすこともありましたが、そんな時も「大丈夫だよ」「練習したら絶対跳べるよ」と友達同士励まし合って練習に取り組んでいました。
 
練習の成果があり、跳び箱が跳べるようになると「やったー!!」と跳べた本人はもちろん、友達も一緒になって喜び合う姿がありました。
 
年中クラスや年少クラスの子ども達は、かけっこやダンス、競技など楽しみながら練習を重ねていました。特にダンスでは、音楽が流れると、自分から踊り出す姿があり、とても可愛かったです。
 
運動会の当日は、どのクラスの子ども達も、楽しそうに練習した成果を保護者の方々に見せることができました。中には、いつもと違う環境から泣き出してしまう子もいましたが、保育者と一緒に参加することで、かけっこやダンスなど、その子なりに頑張る姿がありました。閉会式で、頑張ったご褒美のメダルが渡されると、子ども達は目を輝かせて喜ぶ姿がありました♪
 
コロナ禍という状況下ではありましたが、子ども達の達成感や自信へとつながり、成長を保護者の方々と一緒に喜び合える行事をすることができて、本当に良かったなと思います。
記事:原田
 四葉のクローバー異年齢の幼児クラスでは、練習をお互いに見学し応援し合う時間を設けたり、一緒に練習したりもしました。その中で年上のクラスの子は「上手!すごい!かっこいい!」と言ってもらったことで自信が付き、年下の子は「○○ちゃんスゴイ!私もあんな風にやってみたい!」と年上の子の姿にあこがれを抱く姿が見られました。
1つの行事を通して、子ども同士の関りやたくさんの成長が見られました。コロナ禍であっても工夫をして、子どもの意欲を引き出していけるような活動を取り入れていきたいと改めて思いました。



・お友達が気になる!(ひよこ組)

お友達が気になる!

近くに寄ってなでなで…
令和4年10月 ひよこ組 0歳児クラス
新ひよこ組の子ども達が、遊んでいる時の様子についてお話します。

ひよこ組は最近お友達に興味がでてきた子が多く、関わりたい気持ちからお友達に近づいたり、同じおもちゃで遊ぼうとしたりする場面も見られるようになりました。
泣いている子がいると「大丈夫?」という様子で、頭を撫でてあげる子もいます。
そんなある日の事、お友達のことが大好きなKくんは自分よりも月齢の低いRちゃんに興味津々な様子。近づいて触れて見ようと試みるも力加減が分からず叩いてしまうことがありました。Rちゃんは何が何だか分からず泣き始めてしまいました。

そこで保育者は「なでなでだね」「いい子いい子してごらん」とRちゃんを優しく撫で見本を見せてみました。するとKくんも真似をして頭に手を伸ばしますが力加減が分からず同じ結果になってしまいました。

私はそこで“どうしたらKくんに優しく撫でてあげることを伝えられるだろう”と考え、試しにKくんに対して優しく撫でてみることにしました。「なでなでだね」と言いながら優しく撫でた後に、保育者がRちゃんのことを同じように優しく撫でてみました。

するとKくんも真似してRちゃんに対して優しく頭の上に手を置いて撫でることが出来たのです!Rちゃんも優しく撫でてもらうと嬉しそうな表情になり、保育者が「すごいねKくん!優しくなでなで出来たね!」と声を掛けるとKくんも上手に撫でられたことが嬉しかったようで「エヘヘッ」と笑顔で何度も撫でてあげていました。

ひよこ組ではこれからの時期お友達との関わりが増えていく一方、関わり方がまだ分からず難しい場面もありますが、その都度保育者が丁寧に接し方を伝えていくことでお友達と一緒に関わることの楽しさを知ってもらいたいなと思います!
記事:日比野
 四葉のクローバーお友達に対して興味が出てくることは大事な成長の過程でもありますが、関わり方が分からずお友達のことを叩いたり、押したりしてしまうこともあります。保育者はお友達に関わりたい気持ちを受け止めつつ、見本を示すことで優しく関わる事が出来るように促しています。
言葉を全て理解するにはまだ難しい年齢ですが、今回のエピソードのように保育者の表情や動作を見て、子ども達が気付いたり感じ取ったりすることもあると思うので、これからも一人一人に丁寧に関わる事を意識して、子ども達の成長を見守っていきたいです。



・学年別活動~机上での活動~(ぞう赤組)

学年別活動~机上での活動~

学習教材を使って曲線をなぞります。
令和4年12月 ぞう組 3歳児クラス
ときわぎ国領保育園の3・4・5歳児(ぞう組)は、縦割り保育を行っています。普段はぞう組で散歩に行ったり異年齢で遊んだりしています。

リトミックや体操教室などの活動は学年別で行います。その日は学年別で過ごす時間が長くなります。

「ここは、こう…」隣の席の子と教え合って完成させます♬
3歳児だけで過ごす日は、自由遊びの時間とは別に何か集中して物事に取り組める活動ができないかと考え、11月から2人ペアで椅子に座り、折り紙を使って動物等の作品を作ったり、数字を楽しみながら覚えられるようクレヨンで点なぞりをしたりと机上での活動の時間を設けるようにしています。

机上の活動ができる日は、いつも「今日は何するの?」「早くやりたい!」と活動を楽しみにしてくれている子どもたち。

初めの頃は、活動の中で上手くいかないことがあった際、どうしていいかわからず保育者に助けを求める子や諦めてしまう子も多くいましたが、その都度すぐに手助けするのではなく、「分からない時はお隣に座ってる○○くんが出来てるから、作り方を聞いてみよう!」「○○くん上手にできてるから、○○くんにも教えてあげて」などと声を掛けるようにしました。

すると、机上での活動が増えていくにつれて、ペアで座っている友達が「ここは、こうするんだよ」と優しく教えてあげたり、「できたね!」と出来た喜びを分かち合ったりする姿が見られるようになりました。最近では保育者の話を聞きながら楽しく自分なりに頑張って取り組んでいます。

これからも、様々な素材や道具を使いながら子どもたちが楽しく色んなことを学んだり、経験したりできるような活動を行っていきたいと思います。
記事:金子
 四葉のクローバー幼児クラスは、普段は異年齢で過ごしています。年上の子と一緒に過ごすことで、教えてもらう優しさに触れたり、年上の子が挑戦している姿に憧れて“やってみたい!”という思いが芽生えたりといった色んな経験をしています。

異年齢で過ごす時間も大切にしていますが、同い年の友達と過ごす時間も大切にしています。同い年の友達と活動する時は、友達と一緒に考え、話し合い、試行錯誤しながら物事に取り組んだり、できないこともできている友達を見て、“ちょっと頑張ったらできるかも”と思えたりと、異年齢で活動する時とは、また違った経験をすることが出来ます。様々な経験を通して、子ども達の成長を見守っています♪



・3年ぶりのお遊戯会(ぞう組)

3年ぶりのお遊戯会

写真は、年少クラスのダンスの練習です。ダンスの振り付けを覚えてきたので、この日は舞台の上で練習♪
令和4年12月 ぞう組 3歳児クラス
ときわ先日、行われたお遊戯会の様子をお伝えします。
今年度のお遊戯会では、年少クラスがダンス、年中・年長クラスが劇を披露しました。

3年振りに開催できたお遊戯会。コロナ禍を過ごしてきた子ども達には、お遊戯会についての記憶もほぼ無く、練習を始める前には「お遊戯会が何をする行事なのか知らない」という子もいました。

劇の練習を始めた頃は、声が小さくなる子や照れ隠しでふざけだす子もいました。

保育者は一人一人の頑張りや緊張、照れ臭さなどの気持ちを認めつつ、「大きな声で言えたね」「上手だったよ!」「お父さんとお母さんに格好いい姿を見てもらおう」と伝え続け、自信が持てるように関わりました。

時に、お互いの練習姿を見て応援し合い、年長のクラスの子はリーダーとして一生懸命に取り組む姿を、年下のクラスの子に見せてくれました。その中で、大きな声で台詞が言えるようになったり、台詞を忘れてしまった子がいれば教えてあげたり、皆が練習の中で成長し支え合う姿が見られるようになりました。

子ども同士の関わりの中で、一緒に何かに取り組む楽しさが生まれているのを感じ嬉しく思いました。

コロナ禍の行事の開催に関しては難しい点もあると思いますが、行事に取り組むことから得ることが出来る特別な感情や楽しさを、子ども達には経験していって欲しいなと願います。
記事:中根


 四葉のクローバー幼児クラスが行ったお遊戯会では、積み重ねてきた練習の成果を人前で発表するという経験が出来ました。普段の生活ではそういった機会はなかなかありません。大人が静かに見ている中で、踊りを披露したりセリフを言ったりするのは、行事ならではの経験であり貴重な事です。成功体験は子どもの自信、そして成長へとつながります。保育者は自信が無い子ども達へ繰り返し励まし、応援し、子ども達が安心して自分を表現することが出来るように手助けしました。



・ぞう組になったよ!~新しい遊びとの出会い~(うさぎ組)

ぞう組になったよ!~新しい遊びとの出会い~

カプラを重ねはじめ…
令和5年3月 うさぎ組 2歳児クラス
ときわぎ国領保育園の乳児クラス(0~2歳児)は学年別の部屋で生活をします。3・4・5歳児の幼児クラスは縦割り保育となり、大きな部屋での生活になります。

うさぎ組(2歳児クラス)は、2月~3月にかけて幼児クラスへ移行する大切な時期として、これまでお家の方に手伝って頂いた事も自分で出来るようにと頑張ってきました。
アイディアを出し合って一緒に製作!
朝の登園後の身支度、帰りの支度の練習から始め、現在は食事の時に食べられる量を、保育者に伝え盛り付けをしてもらうとその後は、配膳をしたり、食べ終わった後の下膳をしたりすることが出来るようになりました。

ぞう組になるんだ~という気持ちを意識し始めた頃、隣のぞう組のお兄さん、お姉さんが遊んでいるカード遊びや、細かなパーツを使った玩具が気になり始めた子ども達。
KAPLA(カプラ)
ある日、「ねえ、ぞう組さんが使っているあのおもちゃは、なに?」とカプラ(※)を見つけ、興味津々な声があがりました。良い機会なので、ぞう組から、カプラを借りて遊んでみました。

大きな箱の中から出てきたのは、平たい木のスティック。「これ、どうやって使うの?」「繋げるの?」「お家が出来るの?」と遊び方がまだピンと来ない様子・・。「とりあえずどんどん重ねて行こうよ。」と提案すると、ちょっと考えこんでいるOくん、
その隣で次々と重ねていくTちゃん。
ワンサイズの板のブロックです。 計算された比率で精巧に作られて いるため、高く積み上げても崩れに くく、様々な造形を楽しむことが出 来ます。
「真ん中にも、入れた方がいいよ」と気が付いたKくん。それぞれに考え方もある中で一つのタワーを完成することが出来ました。シンプルな構造の中にも、形が変化し、遊びが広がる不思議な玩具の世界。友達と考えながら「ものを作ること」を知るきっかけにもなりました。こうして遊びを通じて学び合い、遊びが広がってゆくのも幼児クラスの醍醐味であり、欠かせない成長体験です。

今年度も遊びの中から、沢山の学びが子ども達と共にある事を願い日々の保育を創っていきたいと感じています。
記事:近藤
 四葉のクローバー進級への期待感が膨らむ子ども達。幼児クラスの楽しんでいる遊びが気になるようで「あの玩具使いたい!」「やってみてもいい?」と保育者に聞く姿がみられました。今回は友達と、想像力を膨らませて遊びを楽しんでほしいという願いからカプラを提供しました。
2歳児クラスの後半になると、友達と簡単なやり取りを楽しみながら遊べるようになってきます。カプラを使った遊びでも一つ一つ積み上げて遊ぶ子ども、並べてドミノ倒しにして遊ぶ子どもなど、楽しみ方は1人1人違います。考え方の違いがあっても「こうしてみようよ」「重ねてみようよ」と簡単な言葉を使って自分の思いを伝えあう姿が見られるようになってきます。こういった経験を通して主体的で対話的な深い学びに繋がるのだと思います。



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