



土曜日保育

しかし、乳児と幼児では発達の差も大きい為、一緒に過ごすことでケガなどのリスクも生じます。保育者は安全面に配慮し、全体に気を配ることを心がけながら保育をしています。


慣らし保育



手作り玩具



身近な自然の中で…


かかわり
今回のような、友だちと楽しい時間を共有するという日常の経験の積み重ねが、子ども達を成長させていくと感じます。


どうしたら伝わるかな

令和2年8月 0歳児(ひよこ組クラス)

水遊び



お姉ちゃんが見ているよ


感触遊び
令和元年8月27日 りす組(1歳児クラス)


気持ちに寄り添う
令和2年10月 うさぎ組(2歳児クラス)
2歳児クラスの子ども達は、一人遊びからままごとなどお友達同士で遊ぶことも増えてきます。ボール遊びは、まだやり取りが難しく、自分で投げたボールを取りに行くなどの遊びをしている事が多いです。
ある時、Nちゃんが地面に転がっていたボールを拾い遊び始めると、Yちゃんが走ってきて「Yちゃんが使っていたの!返して!」とNちゃんに言いました。
私は、Nちゃんはどういう反応をするのかな?と思いながら少し離れたところから見ていました。
Nちゃんはしばらく立ち止まり、その後「はい」とYちゃんにボールを渡しました。Yちゃんは、ボールを返してもらったことが嬉しかったようで、すぐにボールで遊び始めました。
私は、Yちゃんの気持ちを理解できたNちゃんに「ボールを返してあげられたね。えらいね」と声をかけようと近づくと、私と同じく2人のやり取りを見ていたのでしょうMちゃんが、私より先にNちゃんの所へ走り寄っていきました。そしてNちゃんの手を取り「あっちで一緒に遊ぼう!」と遊びに誘ったのです☆
Nちゃんは、声をかけてくれたことが嬉しかったようで「うん!」と笑顔で答えていました。
しばらくすると、Mちゃん、Nちゃんが遊んでいたアスレチックにYちゃんも加わり、一緒にアスレチックに付いているハンドルを使って、ドライブごっこをして楽しんでいました♪
2歳児ではまだまだ、玩具の取り合いなどでトラブルになる事も多くあります。そのような時は、保育者も加わりながら、解決できるよう話しています。
子ども達は、友達や保育者とのやり取りを見る中で、少しずつ相手の気持ちに気づき、理解するのだと思いました。
記事:松谷
ぞう青組お楽しみ会~火起こしにチャレンジ~
令和2年10月12日 ぞう青組(5歳児クラス)


歯磨きが始まりました!
令和2年11月11日 ぞう赤組(3歳児クラス)
日頃から、ぞう緑組(4歳児クラス)やぞう青組(5歳児クラス)のお兄さんお姉さんが歯を磨く姿を見ていた子ども達。「僕も歯ブラシするの?」「お家ではやっているよー!」などの声が近ごろよく聞かれていました。


大好きな食事の時間
令和2年12月 0歳児クラス(ひよこ組)
ひよこ組の子ども達は、いつも意欲的にご飯を食べています。今回は、食事中のある出来事をお伝えします。
K君はひよこ組の中でも、特に食事が好きな子で、給食が運ばれてくると一番に気が付き、「あっ!」と言いながら指をさしたり、満面の笑顔を見せたりして喜ぶ姿があります。
食事中は、サイコロ状にカットされたおかずを手づかみ食べしたり、自分でご飯をスプーンですくったりして上手に食べ進めています。保育者が「Kくん、おかわりする?」と尋ねると、手のひらを重ねて叩き“ください”のポーズをしながら、目を細めて嬉しそうな表情を見せ、毎日おかわりをします。
私はK君の綺麗になったお皿を見て「全部食べたね!もうおしまいだよ。ごちそうさまだね」と言うと、Kくんは食事を終えることが嫌なようで、泣き出してしまいました。
「もっと食べたかったね。また明日いっぱい食べようね」と、気持ちを受け止めるものの、中々気持ちを切り替えることが出来ませんでした。
そこで私はどうしたらKくんが笑顔で気持ちよく食事を終えることが出来るのか考え、次の日の食事の際には「全部食べられたから、おしまいだね」といったKくんにとっての否定的な言葉かけではなく、「全部食べられてすごいね!お皿ピカピカだね!」という肯定的な言葉かけにしてみました。
するとKくんは笑顔で両手を合わせて、ごちそうさまをし、気持ちよく食事を終えることが出来ました。
食事を終えたからおしまい、全部食べることが出来たからおしまいといった事実を伝える言葉かけではなく、食べることが出来たという事に着目して「ピカピカですごいね!いっぱい食べられたね!」等褒めたり、喜びを共有していく事で、子どもも保育者も気持ちよく食事を終えることが出来、食事の時間をもっと好きになることが出来ると感じました。
おもちゃの片付けの際も、ただ「片付けよう!」ではなく「片づけをして、次は外に遊びに行って、滑り台をしよう!」などといった言葉がけの方が、子どもの気持ちが前向きになるようなことは、よくあります。


自分の思いを相手へ

令和2年12月 1歳児クラス(りす組)
りす組の子ども達は、身体を動かして遊ぶのが大好きです。公園へお散歩に行くと追いかけっこやかくれんぼを楽しんでいます。これまでは保育者が「まてまて~」と言って子どもを追いかけたり、「○○さん(保育者)がいなくなっちゃったよ!どこ行ったかな??」と聞いたりして、かくれんぼを始めていました。
ある日公園ヘお散歩に行くと、Sくんが公園へ着くや否や私に「まてまてする!」と言いました。これまでになかったSくんからの誘いに私は少し驚きながら「いいよ!」と答え、二人で追いかけっこを始めました。
するとそこからどんどんと輪が広がっていき、その日はみんなで追いかけっこを楽しみました。
その日からSくんは「はしる!(追いかけて!)」と言ったり、「サッカーする!」と言ったりして保育者を遊びに誘うようになりました。
そして最近はSくんだけでなく、他の子たちも保育者へ「おにしてー(鬼ごっこしたい!)」などと伝えてくるようになり、自分は何をして遊びたいのか、周りの人へ伝えられるようになりました。
使えるようになった言葉や見振りを一生懸命に使いながら相手に思いを伝えようとしている姿をとても微笑ましく思います。
まだ思いが伝わらず、手を出してしまったり、泣いてしまったりすることもありますが、そんな時は気持ちを代弁しながら保育者が子ども同士のやり取りを支え、成長を見守っていきたいと思います。そして、友達に思いを伝えられた時には、そのことを一緒に喜び、保育者に伝えてきたことには全力で応えていきたいなと思います。


冬の自然に触れる
令和3年1月 2歳児クラス(うさぎ組)
うさぎ組(2歳児クラス)の子ども達は、寒さに負けず、園庭や散歩先の公園で元気に遊ぶ姿が見られます。
1月のある日、冬の自然に触れて欲しいという保育者の思いから、園庭に水をためたバケツや玩具のお皿を置いて、氷作りを試みてみました。
しかし、毎朝子ども達と氷が出来ているかバケツを覗きますが、中々氷が出来ません。その度に子ども達はがっかりしますが、あきらめることはありませんでした。
ある日保育者が「氷、出来てないね、なんでだろう」と呟くと、Rくんが「寒くないから」と答えました。
その一言を聞いたMちゃんとYくんが「冷蔵庫に入れる?」「お皿も増やしてみよう」と思いつきます。冷蔵庫の代わりに日陰になる下駄箱の下にバケツを移動させたり、砂場用の玩具を持ってきて新たに水を入れたりする子ども達。
まだ氷は出来ていないですが、子ども達はあきらめることなく、楽しみながら氷が出来る日を心待ちにしています。
今回の氷作りでは、R君の一言がきっかけとなって自分たちで考え、思いついたことを遊びに広げていく姿がとても印象的でした。こういった何気ない遊びも、考えたり工夫したりするといった学びの機会になるという事を、子ども達の遊びを見つめる中で強く感じます。保育していく中で、子ども達の学びの機会を大切にしていきたいと思います。
初めての作品展
令和3年2月6日 全クラス
今年は新型コロナウイルス感染症流行の影響の為、毎年2月に行っているお遊戯会を、やむなく中止にしました。運動会や遠足など色々な行事も中止になっている中、子ども達のこの一年の成長を保護者に知っていただきたいと職員で考え、作品展を行う事にしました。
初めての行事と言う事もあり、職員で何度も話し合いを重ね、作品展に展示するもの、会場内の設営の仕方などを一から決めていきました。話し合いの結果、毎月の製作活動で子ども達が作った作品、全学年共通ではクレヨンの自画像と手作りおもちゃを準備する事になりました。

ぞう組の手作りおもちゃはスノードームです。
子ども達に数十種類あるビーズやスパンコールの中から、好きな色や形を3~4種類選んでもらいました。子ども達は選びながら「どれにしようかな・・。うーん、やっぱりこっちにしようかな」「これとこれが可愛い!」と言いながら一人一人楽しそうに決めていました。選んだビーズやスパンコールを、洗って乾かしたヨーグルト飲料の容器に入れる時には、とても真剣な表情の子ども達でした。ビーズを入れた後には、赤青黄緑の中から色水を一つ選び、のりと一緒に容器に注いだら完成です。
完成したスノードームを手にした子ども達は、自分の選んだビーズやスパンコールがゆらゆらと動く様子を見たり、光に透かして見たりして喜んでいました。
作品展当日は年齢ごとの保育室に、毎月の製作、普段子ども達が遊んでいるおもちゃや絵本の紹介、よく行く公園の紹介をポスターにまとめて展示したりしました。
子ども達は自分の作品を見つけると、「あ!これ、ぼく(わたし)のだよ!」と家族に伝え、幼児のクラスの子は作った時のエピソードや頑張ったところを嬉しそうに話していました。
ぞう組の立体作品である、かまくらとモミジの木の展示では、子どもがかまくらの中に入って写真を撮ったり、モミジの木の前で家族と一緒に写真を撮ったりしている姿がありました。
手作りおもちゃのコーナーでは、牛乳パックで作った独楽を回して遊んだり、紙皿にシールで目を付けたでんでん太鼓を回して「面白いね」と言いながら親子で楽しむ姿を見る事ができました。
今回の作品展では、個人の作品を見て楽しんでもらうことはもちろん、乳児クラスの作品を見て「なつかしいね」「かわいいね」と思っていただいたり、幼児クラスの作品を見て「粘土で立体の作品を作ることが出来るんだ」「細かい形をハサミで切ることが出来るようになるんだな」など、年齢が上がるにつれて出来る事が増え、細かい作業が出来るようになっていく過程を見て頂けたのではないかと思います。
例年のお遊戯会とは違う形式の行事となりましたが、違う視点でクラスごとの発達や成長を見て頂くことが出来たのではないかと思います。子ども達は作品展の当日お家の方と一緒に登園し、いつもは分かれるはずなのに「なんで?」と不思議そうな顔をする乳児ラスの子もいましたが、お家の方とお話をしながら一緒に保育園内を巡り、ゆっくりと作品を見たり、おもちゃに触れて遊んだりしてもらうことが出来て良かったです。