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保育中に出会った子供たちの素敵な姿や、楽しいエピソードをお伝えしていきます!
平成30年4月~
*ランドセル姿(ぞう組 3・4・5歳児)
*慣らし保育(ひよこ組 0歳児)

ランドセル姿

色とりどりのランドセルの子ども達。とっても嬉しそう!
平成30年4月6日 ぞう組(3・4・5歳児)
ときわぎ国領保育園では、保育所地域交流事業として、3月末に卒園した子を対象とした「ランドセルを背負って会いに来てね」という園児との交流行事を行っています。
 
4月6日小学校の入学式の後、ピカピカのランドセルを背負って遊びに来てくれました。
 
まずは在園の3・4・5歳児と交流です。
新一年生は、一人ずつ台に上がりランドセルを披露してもらいます。
そこで、みんなからの質問に答えてもらいます。
 
3・4・5歳児の子ども達からは、
「小学校で楽しみなことはなんですか?」
「何の勉強が好きですか?」等
様々な質問が出ました。
 
新一年生は、
『お勉強が楽しみです』
『算数が好きです』と、しっかり質問に答えていました。
在園児との交流の後は、ホールでおやつを食べました。新一年生も数日ぶりに仲間に会って、大興奮でした!
ついこの前まで、保育園で一緒に過ごしていた子ども達がたくましく見え、成長を感じました!
 
幼児クラスの子ども達も、たくさん遊んでくれて大好きだったお兄ちゃん、お姉ちゃんが来てくれて大喜び!それに、ランドセル姿にも、憧れを抱いたようです。
 
私たち職員も、一緒に過ごした子ども達が卒園しても会いに来てくれることが、とても嬉しいです。
今後も夏祭りや運動会等の行事で卒園児を招待するので、また一段と成長した姿を見せに来てくれることを楽しみにしています。
記事:榎本
 保育園最終日(3月30日)からたった1週間しか経っていませんでしたが、ランドセルを背負って保育園に遊びに来た1年生は、とても素敵で立派なお兄さんお姉さんに見えました★
ついこの前まで居た保育園にも関わらず、中には少し恥ずかしそうにする子もいて、保育者としては少しさびしい気持ちもありつつ、新たな道に進むあたって成長していいるのだなと喜びも感じました。
帰りの際には「小学校頑張るけど、寂しくなったら保育園にまた遊びに来るね!」との声も聞かれて“やっぱり変わらす可愛らしい子ども達だな★”と嬉しく思いました。ときわぎ卒園生のみんな、またいつでも遊びに来てね!
 
 
 

慣らし保育

天気の良い日は、園庭へ…上のクラスのしゃぼん玉遊びを、じ~っ…
平成30年4月 ひよこ組(0歳児)
4月1日、ときわぎ国領保育園の0歳児クラス(ひよこ組)には、10人の新しいお友達が入園してきました。
入園式の次の日から、ひよこ組での保育が始まります。保育といっても、初めから長時間預かるわけではなく、慣らし保育から始まります。初日は1時間から始め、少しずつ時間を延ばし保育園での生活に慣れていきます。
 
慣らし保育での様子は、子どもによってそれぞれ違います。
保育者に人見知りをして大泣きする子や、人見知りせずニコニコして過ごせる子もいます。
 
慣らし保育初日、Nちゃん、Yちゃんは、お母さんの抱っこから保育者の抱っこに変わると大泣きをしました。
保育者は玩具を用意したり、わらべうたを歌ったりして少しでも安心して過ごせるように働きかけます。
 
Nちゃん、Yちゃんは泣いたり、泣き止んだりを繰り返して初日の1時間を終えました。
お母さん達はお迎えに来ると、泣いているわが子の顔を見て少し心配そうな笑顔をして「頑張ったね~」と言い、ギュッと抱きしめていました。
 
慣らし保育が2日、3日…と日を重ねていくと、お母さんと離れる時は決まって大泣きするものの、保育者がわらべうたを歌うとピタッと泣き止んで、わらべうたを聞いたり、玩具で遊びだしたりする姿が見られるようになりました。Yちゃんは、ハイハイしたり、棚につかまり立ちをしたりと活発に動き回る姿も見せてくれました。
 
お迎えの時に、お母さんへ遊んでいた様子を伝えるとNちゃんのお母さんからは「朝は泣いていて不安だったけど、遊んでいる様子を聞くことが出来て安心しました」と言ってくれました。Yちゃんのお母さんは「人見知りが激しいので、保育園での生活を前から心配していたのですが、遊んでいて驚きました」と言っていました。
泣き止んだ合間に…おっ?!面白そうなおもちゃだぞ…手が届くかな??
また、Nちゃん、Yちゃんと対照的にKくんは、慣らし保育初日も2日目も泣くことがなく、笑顔ですごせていました。
 
ところが3日目、保育園はお母さんと離れて過ごす場所と認識したのでしょうか、Kくんはお母さんと離れる時に初めて泣きました。その後は泣き止んで、泣かずに過ごすことが出来たものの、笑顔が少なく、どこか強張った表情をしていました。
 
お迎えの時に、その様子をお母さんに伝えると「入園してから、全然泣く様子がなかったので、今日初めて泣いてくれて本当に嬉しかったんです。日中もさびしそうにしていたのですね。私自身も初めての保育園で、子どもと離れることが初めてで、日中の様子もわからないので、こうして保育園での様子を伝えてもらえると嬉しいですし、安心します」と言ってくれました。
 
子ども達にとって慣れない環境(保育園)で過ごすことはとても不安で不快なことですよね。そして我が子が泣いている姿を見る親は、もっと心配や不安な気持ちになりますよね。子ども達はもちろん保護者にとっても初めての保育園なので、私たち保育士は慣らし保育中は特に、預かっている間の子ども達の様子を丁寧に伝えていくことを心掛けています。
 
話をして保護者の方が安心した表情を見せてくれると私たちも嬉しくなります。
これから保護者の方々に寄り添いながら子育てのサポートをしていけたら良いなと思います。
まだまだ泣く子も多いですが、子ども達が少しずつ保育園生活に慣れていけるよう丁寧に関わっていきたいと思います!
記事:原田
 子ども達が、新しい環境に慣れるには、ある程度の時間を必要とします。無理なく集団生活に慣れ、喜びや楽しみを持ってもらえるよう、最初の保育時間は短くして様子を見守っています。
初めてお母さんと離ればなれになる不安から泣く子も多いですが、保育者と触れ合い、スキンシップを重ねながら信頼関係を築いていっています。最近では保育者が笑いかけると、笑い返してくれたり、興味のある玩具に自ら手を伸ばし一人遊びをする子もいます。担任の保育者がそばにいる安心感から、少しずつ色々なことに慣れていけるよう、私たち保育者が見守り援助していきたいです。
 
 
 
・異年齢保育(ぞう組)
・おばあちゃん、おはよー(うさぎ組)
 

異年齢保育

ぞう青組のSくんが、ぞう赤組のYくんに塗り絵を探してあげています。日常のあちらこちらにこんな光景が…
平成30年5月 ぞう組(3・4・5歳児)
ときわぎ国領保育園の3・4・5歳児は、異年齢クラスになります。
 
うさぎ組(2歳児クラス)だった子ども達は4月、憧れのお兄さん・お姉さんクラスであるぞう組に進級して大喜び。
ぞう組になると、色々な身の回りの事を自分でやるようになります。
昼食前には、自分で座る椅子を運んだり、食具を用意し給食を座席まで運んだりもします。
新しい役割に、みんな張り切って取り組んでいます。
 
ですが、自分でやりたくても、まだ難しいこともあります。
例えば、やかんに入った麦茶をコップに注ぐことです。
職員に「入れて」と言えず、困っている事もしばしば…
 
ある日、ぞう赤組(3歳児クラス)のSくんが自分で麦茶を注ごうとしましたが出来ず、困っている姿がありました。
そんなSくんの姿に、ぞう青組(5歳児クラス)のKちゃんが気づいて、
Kちゃん「どうしたの?」
Sくん 「お茶…」
Kちゃん「お茶?あっ入れられないの?」
Sくん 「うん」
Kちゃん「入れてあげる!」
と言って、麦茶をコップに注いでくれました。
 
年下の子が困っている姿に気づき、助けてあげるKちゃんの姿に心が温かくなりました。
記事:杉木
 4月に進級した子ども達。小さい子たちは、お兄さんお姉さんのやることをよく見て真似をし、大きい子たちは、小さい子へ優しくしようという気持ちが育ってきました。保育者が頼むと手助けしてくれていた子達も、自分から進んで手を差し伸べてくれるようになりました。保育者は、子ども達の姿を見守り、手助けしてくれた子どもには感謝の言葉をかけ、次につながっていくよう援助したいと考えています。
 
 
 

おばあちゃん、おはよー!

芝生の所が園庭です。フェンスの向こう側は、おじいちゃん・おばあちゃんの住んでいるところです♪
平成30年4月 うさぎ組(2歳児クラス)
ときわぎ国領保育園は、高齢者施設と併設されています。同じ建物に特別養護老人ホームやデイサービスがあり、日ごろからお年寄りの方々と触れ合うことができます。
 
保育園の2階は園庭になっており、子ども達はそこでよく遊びます。
2階の園庭は、特別養護老人ホームの2階のバルコニーとつながっている構造です。
 
4月の暖かい日、うさぎ組(2歳児クラス)が2階園庭で遊んでいると、子どもたちの元気な声を聞いたおばあちゃんが、数名バルコニーに出てこられました。保育園の園庭と、老人ホームのバルコニーの間には仕切り(フェンス)があるので、おばあちゃん達は、フェンス越しに子どもを眺めていました。
 
するとその様子に気づいたNちゃん。
「おばあちゃん、こっち見てる」
「あったかいから、ひなたぼっこしてるのかな?」
と、興味津々な様子でした。
老人ホームのバルコニーに、年長クラスが栽培している野菜の苗もあります。
『おばあちゃんの所、行きたい?』と、私が聞くと
「いきたい!」と、みんなの声が聞かれたため、
2階園庭と老人ホームの間にあるフェンスのドアを開け、子ども達がバルコニーへ遊びに行けるようにしました。
 
老人ホームのバルコニーへ行くと、
「おはよーございます!」と元気に挨拶していました。
Kちゃんは「これどーぞ♪」と、落ち葉を拾って、おばあちゃんにプレゼントしました。
 
すると、おばあちゃんは「まぁ~ありがとう!」と満面の笑みで、お礼を言って葉っぱを受け取ってくれました。
 
そのやり取りを見た他の子ども達も、次々と石や葉っぱ、土、色んなものを拾ってきて、おばあちゃんにプレゼント!
その度に、おばあちゃんが笑顔で「ありがとう!」と受け取ってくれるのが嬉しかったようで、何回もそのやり取りを楽しんでいました★
 
おばあちゃんを喜ばせようと関わる子どもたちの姿が微笑ましく、そんなやり取りを見守りながら私も嬉しく思いました。
 
おばあちゃん達は、子どもからたくさんパワーを受け取っていただけたからでしょうか、最後は「楽しかった!ありがとう!」と笑顔でお部屋に戻って行かれました★
 
子ども達にとっても、きっとお年寄りにとっても、素敵な時間だったのではないでしょうか。
 
その日のお昼寝明け、再び子ども達が、
「きょう、ひなたぼっこしてたおばあちゃん、いまなにしているかな?」
「あいにいきたい」
と、言ったため、おやつを食べた後、夕方にまたおばあちゃん達の所へ遊びに行くことにしました★
 
高齢者との触れ合いが希薄化している昨今において、貴重な時間を持てているように思います。
複合施設という特色を活かして、これからも高齢者と子どもの関わりを大切にしていきたいと思います。
記事:林
 0歳クラスから高齢者の方々と関わりがあることもあり、子ども達は大きくなるにつれて、楽しんでおじいちゃん、おばあちゃん達と挨拶したり、話をしたりするようになります。
高齢者の方々も保育者と同じように子ども達の成長を見守り、一緒に喜んでくれます。そういった関係って素敵ですよね!
日々の関わりはもちろん、子どもの日や七夕等の行事でも交流があるので、今年度も高齢者の方々と思い出をたくさん作っていきたいです♪
 
 
 
 
 
・職員研修(職員)
・お兄さん、お年産との関わり(りす組)
・色水遊び(ぞう組)
 

職員研修

りす組(1歳児クラス)のおままごとコーナーです♪
平成30年5月21日 職員
5月21日夕方、あそび環境コーディネーターの横尾泉先生を保育園にお招きし、勉強会を開きました。
ときわぎ国領保育園の常勤職員全員と、非常勤職員、地域の保育ママさんも参加しました。
 
私たち職員は、外部で行われる様々な研修にも参加し、保育に生かしていますが、
職員が、同じ情報や理解を共有し、より良い保育へ職員全員で向かうよう、園内で研修を企画し全員参加しています。
昨年は『絵本』をテーマにしました。
 
今年は『玩具』がテーマです。
子どもにとって「あそび」は生活の一部であり、
おもちゃ選びや提供方法は、保育の中では重要なポイントです。
 
勉強会は、乳児編、幼児編と2部制で行いました。
色とりどりのシフォンは、わらべうたに、おままごとに使うスカーフに…たくさん活躍します!
【乳児編】 …林優花
遊びの大切さや乳児期に遊べるおもちゃ等を教えて頂きました。
どのように遊べば遊びが広がっていくかも学べたので、いくつか玩具とともに紹介します。
 
■シフォン(カラフルな薄い布)
赤ちゃんのうちは、保育者が歌を歌いながら舞い上がらせてみたり、頭にかぶせてみたりという遊び方が出来ます。乳児期は感覚遊びを楽しむので、シフォンが舞う様子を見たり、かぶせられたシフォンを自分でどけてみたりと、それだけで遊びになります。
 
ただ、シフォンの使い方はそれだけではなく、網目状のボールに詰めてみると、それを引き抜いてみる遊びになったり、ときにはそれ自体を金魚に見立ててストーリーを作りながら遊んでみたりと、一つの玩具でも年齢に合わせて、ほかの玩具と組み合わせてみたり、想像力を働かせながら遊んだりすることで遊びは広がっていきます。
 
■重ねコップ
赤ちゃんのうちは、大人がタワーのように重ねたのものを、崩して遊ぶというだけでも楽しめます。他には、コップの角を活かしてコマのように大人が回すと、子どもはその動きをじっくり見たり、動きを止めてみたりして楽しみます。
 
年齢が上がってくると、重ねて遊ぶだけではなく、大きさを考えながら順番にコップを収納していったり、コップの中に小さな人形などを入れて組み合させて遊ぶこともできます。これもまた、一つの玩具だけでなく、ほかの素材も足していくことで遊びの発展に繋がるとのことでした。
 
遊びの中で子どもは様々なことを学びます。軽いボールのような玩具もあれば、木製の重みのある玩具もあります。様々な素材に触れる中で、物には重さの違いがあることに気づいたり、玩具で遊ぶうちに上下や左右といった方向性があることに気づいたりも出来ます。
 
良い玩具を提供することはもちろん大切ですが、その玩具を活かすためには子どもが遊びを広げたり、想像力を働かせたりできるようなヒントを与える保育者の関わりも大切であると言えます。
 
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イラストにある色の順に、カラーコップを重ねます。早く積み重ねた人が勝ち!スピード勝負☆
【幼児編】 …杉木紗也香
玩具は、子どもが遊び楽しむ以外にも、たくさんの目的があることも学びました。
 
ひとつは、力加減が伝えられるツールでもあるという事です。
「優しくね」や「そっとだよ」といった言葉ではイメージが伝わりにくいものが、遊びに力加減を必要とする玩具を通して知ることが出来ます。
 
取り上げた玩具の紹介をします。
■リングリングディング
カードの指示通りの色のゴムを指にはめるというルールのカードゲーム。
このゲームは実際に触れて私も遊んでみました。
 
一度ゴムをはめる指を間違えると、間違えた所からすべてやり直しになります。大人でも真剣になります。
慣れてきた頃に応用ルールにも挑戦しました。カードを見てから5秒後にひっくり返し、記憶をもとにゴムを指にはめてみるというものでした。
 
■ハルガリジュニア
ピエロのカードの絵合わせゲームです。
同じ色・表情のカード2枚そろった時に、誰よりも早くベルを鳴らすとカードがもらえます。瞬発力や判断力も育てることが出来ます。「ハルガリ」の玩具は、ときわぎ国領保育園では「スピードカップス」があります。左上の写真です。
にじいろのへび 色を見たり、カードの向きを考えます。
■にじいろのへび
へびの一部分が描かれたカードを順番にめくって、場にあるカードにつながる色があれば、つなげていきます。頭・体・しっぽ、全部つながったら、つなげた人がへびのカードを全部もらえます。一番カードの多い人は誰になるか競います。これは判断力を育てることが出来ると思います。
 
今回このほか様々な玩具に触れることができました。玩具よって、瞬発力、判断力、記憶力を鍛えるという多種多様な目的もあると感じることが出来ました。
 
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今回の研修では、講師の話を聞くだけでなく、実際に様々な玩具を手に取ってみる機会となりました。
 
木製の温かみある玩具や、カードゲーム等、子どもに触れさせてあげたい!遊ばせてあげたい!と思う玩具が沢山あり、大人の私でもワクワクと楽しい気持ちになりました。玩具を通して、保育者自身も子どもと遊びを楽しみながら、子どもの様々な学びにも繋げていきたいと感じました。

お兄さん、お姉さんとの関わり

公園に咲いている花をプレゼント♪シロツメクサかな?
平成30年5月28日 りす組(1歳児クラス)
ライフタウン公園に散歩に行った時の事です。少しすると、ぞう組(3・4・5歳児)の子ども達もライフタウン公園にやってきて、一緒に遊ぶことになりました。
 
ぞう組の子ども達は、小さなりす組(1歳児)の子に、とても優しく接してくれます。
 
りす組のMちゃんは、ぞう赤組(3歳児)のHくんから、お花をもらいました。
嬉しかったようで、その後Mちゃんは自分でお花を摘んで、お友達にプレゼントしていました♪
 
りす組のT君は、普段お友達とあまり手を繋いで遊ぶことはないのですが、この日はぞう赤組(3歳児)のYくんと手を繋ぎ、少し恥ずかしそうにしながらも、公園散策を楽しんでいました☆
 
年上の子からの優しさを感じることで、子ども達は徐々に心を開いていき、安心できる存在なのだとわかると、笑顔で関われるようになりました。年上の子に優しく関わってもらうことで優しさを知り、友達にも優しく関わってほしいと思います。
記事:根岸
 私はぞう赤組の子がりす組の時から、担任をしています。今回の記事に登場した、ぞう赤組のH君やY君もりす組の時に、お兄さんやお姉さんに優しく遊んでもらっていました。その時の経験があるから、自ら優しく接することが出来たのではないかと思います。当時、小さくて甘えん坊だった子ども達が、今では優しいお兄さん、お姉さんへと成長できて嬉しく思います。今回遊んでもらったMちゃんやT君もぞう赤組になった時、優しいお兄さん、お姉さんになるのではないでしょうか。これからの成長が楽しみですね。
 
 

色水遊び

手前から青・赤・黄・白です。みんな順々に出てきて遊びます☆
平成30年6月6日 ぞう組(3・4・5歳児クラス)
この日は雨でした。外遊びができないので、1階テラスで色水遊びをしました。
ときわぎ国領保育園は、部屋の外も屋根のようにテントが張ってあるので、雨が降っていても外に出られます。
 
4つのたらいにそれぞれ、白・赤・青・黄の色水を作りました。
子ども達は各々ゼリーカップを2つ持ち、自分の好きな色を作ってみました。
 
Kちゃんが、
「白と赤を混ぜると何色になるかなー?」
と混ぜていると、その隣でHちゃんは、
「青と赤混ぜると何色だっけ?」
と色水を作り、お互いに見せ合いっこをすると、
「きれいな色だねー!」
と喜んでいました。
 
色々な発見もありました。
色を混ぜる量を変えることで、たくさんの色ができることなども発見していました♪
 
久しぶりに色水遊びをしたこともあり、多くの子が集中して行っていることが印象的でした。
一色の色水をゼリーカップ一杯に入れている子や、何色も混ぜる子もいて、それぞれ楽しむことが出来ました!
記事:松本
 雨が降った朝は子ども達から「散歩行けないね」という声が上がります。大人にとっても子どもにとっても、雨の日を残念に思う気持ちは一緒ですね。ですが色水遊びのように雨の日でもちょっとした工夫で、子ども達は元気に興味を持って、全力で一日を楽しみます。帰りの時間にはお迎えの保護者の方々に「今日は絵具で遊んだんだよ!」「カップにこうやって赤を入れてね…」などにこやかに報告する姿もありました。遊んだことが本当に楽しかったのだなと感じました。梅雨の時期も様々な遊びをして楽しんだり発見したりしていってもらいたいですね。
 
 
 
 
・苦手な野菜に挑戦(ぞう組)
・自衛消防訓練審査会(職員)

苦手な野菜に挑戦

写真右の少し高いテーブルに4歳児クラス、隣に3歳児クラスの子のテーブルを並べています。
平成30年6月 ぞう組(3・4歳児クラス)
ときわぎ国領保育園の幼児クラスは、縦割り保育をしていて3・4・5歳児が、同じ保育室で過ごしています。
 
今回のエピソードは、給食を食べていた時のことです。
 
3歳児クラスのHちゃんは、苦手な野菜が食べられない様子です。
私に「ぜんぶ、たべられない」と声をかけてきました。
 
私は「一口だけ挑戦してみる?」などとやり取りをしていました。
隣に座っていた4歳児クラスのKちゃんは、私とHちゃんのやり取りを見て、
 
『お野菜苦手なの?美味しいよ!がんばって食べてみたら?』
と励ます言葉をかけて、応援してくれました。
 
Hちゃんは、Kちゃんに返答はしなかったものの、今まで止まっていた手を動かし、一口パクッと食べることが出来たのです。
 
Kちゃんも、苦手な野菜や食材があり普段頑張って食べているので、Hちゃんが一口食べられた時に、自分の事のように
『頑張ったね、偉いね、偉いね!』とほめてあげていました。
 
その後も、
『まだ食べられる?もうおしまいにする?』など最後まで気にかける姿が見られました。
 
そんな子ども達の姿を見て、微笑ましく思いました。これからも異年齢で生活する子ども同士の関わりを、大切にしていきたいと思いました。
記事:矢部
 前年度はぞう組の中で一番下の学年だったKちゃん。苦手な食材が給食に出てくると「たべたくない」と言い、浮かない表情をしていることもありました。そんなKちゃんも、自分より年下の子が困っている様子を見ると、気にかけて優しい言葉をかけてあげるお姉さんになりましたね。日々、異年齢で生活をしているぞう組は、生活の中でも遊びの中でも、自分が年上の子にしてもらった事を、年下の子にすることが当たり前のようになっており、その子自身の成長に繋がっていっています。
 
 
 

自衛消防訓練審査会

平成30年7月3日 職員
この日は、自衛消防訓練審査会がありました。
 
私たちは、施設で火災が起きたときなどに、被害を最小限に食い止めるために適切な措置がとれるよう、日ごろから訓練しておく必要があります。自衛消防訓練審査会は、訓練の成果を披露するとともに、消防署長がその訓練の効果を確認する目的で実施されます。
 
審査会は毎年開催されますが、ときわぎ国領保育園は複合施設なので、事業所ごと順に参加しています。今年は保育園の職員が参加することになりました。
保育園は、毎月さまざまはシチュエーションを想定して、子ども達と避難訓練を行っていますが、
自衛消防訓練審査会では、職員のみで消火器や屋内消火栓を使用した消火訓練、119番通報訓練を含めた総合訓練を披露し、その正確さや時間を競います。
 
ときわぎ国領保育園が参加したのは、2名一組で行う「簡易操作性消火栓」の部です。
6月から、地元の消防士さんが何度か園を訪問してくださり、直接指導を受けました。
保育の時間を縫って、特にお昼寝中でしたが、何度も練習を重ねました。
今年は、ぜひとも優勝したい!と思い、地区内で技術が高いと評判のチームの練習にも見学に行きました!
実施項目は以下です。
(1)地震発生時の初動措置
(2)自動火災報知機設備の作動時対応
(3)非常放送設備の活用
(4)119番通報
(5)消火器による初期消火
(6)屋内消火栓設備による活動
 
そして、当日。30度を超す炎天下の中、審査会がスタート。
自分たちのチームの訓練がスタートし、練習通りに進んでいる!…かと思いきやっ!
消火栓のホースがスムーズに出てこないというハプニングに!!
 
結果は4位と、惜しくも入賞ならずでした。
しかしながら、災害時にどのようなことが大切で、どのように行動すればよいのかを学ぶことが出来ました。
 
消火器や消火栓・非常放送の使用方法は、毎月の避難訓練で学んでいましたが、実際に水が入った消火栓のホースはとても重く運ぶコツが必要だったり、館内放送時は、いかに聞く側があわてず理解できるような言い方をするか等、難しさも感じました。訓練が見聞きだけではなく、実際に行えたことは今後役にたってくると思います。
記事:佐藤
 日常の保育の中で自衛消防の技術を発揮する場面はなかなか無いですが、職員同士で声を掛け合い、役割を分担し円滑に保育を進めるという点は、私たちが日々大切にしているところです。今回の審査会は、これから起こるかもしれない、災害が発生した時に、大切な子ども達を守るため、手順を学んだことが大いに役立つと思います。
 
 
 
・お泊り保育の夕食(ぞう青組)
・ままごと遊び(りす組)

お泊り保育の夕食

YちゃんとYくん。夕食作りを思い出し、おしゃべりをしながら楽しい夕食♪
平成30年7月13日 ぞう青組(5歳児クラス)
ときわぎ国領保育園では、5歳児クラスが7月にお泊り保育を行います。
夕食作りやディナーショー、花火、大きなお風呂など、たくさんのプログラムを楽しみながら、保育園に一泊します。
 
この日はワクワクとドキドキでいっぱいの子ども達です。たくさんのエピソードがありましたが、今回は夕食時のことをお伝えします。
 
今年の夕食は、みんなで作ったカレーライス、マカロニサラダ、スイカです。
参加できる職員は、ほかのクラスの担任も、栄養士も一緒にホールで食べました。
おかわりをするDくん。「もうちょっと(入れて)」カレーはたくさんあります!いっぱい召し上がれ!
私はYちゃんとY君と一緒のテーブルで食べました。
そこで私が驚いたのは、Yちゃんのカレーライスが大盛りだという事です!
 
白飯のよそう量は、栄養士が一人ずつ「もっといれて」とか「そのくらい」と希望を聞きながら調節して配膳しました。
Yちゃんは日ごろ小食で、よそられた白飯を半分に減らしていることもありました。でも、その日はこんもり♪よそられていました。
 
「え~Yちゃん、その量食べられるの?」と私が聞くと、
『うん!』
といい、ペロリと食べたかと思うと、さらにおかわりもしに行ったのです。
また、おかわりの量が多くてびっくり!
もちろん、ペロリと食べていました。
食べ終わった後は、しばらくおしゃべり。管理栄養士とYくん。
食事中は、夕食作りの時の様子を思い出して会話が弾んでしました。
Yくんは、お米とぎ担当でした。
汚れをしっかり落とすと、ピカピカの美味しいご飯になるよと伝えていたので、頑張って米とぎをしていました。
『ごはんどう?美味しい?これピカピカ?』
食べながら聞きます。
「とっても美味しく炊けているね!」と答えると、満面の笑顔でした。
 
玉ねぎを切ってくれたYちゃんは、
『たまねぎきってたらYちゃん、目が痛くなっちゃったんだよ~』
Yちゃんが切った玉ねぎは、トロリと甘くなっていました。
 
夕飯前のディナーショーや夕食作りでたくさんワクワクし、
夕食後のこれからする花火や、みんなと入るお風呂にドキドキしている子ども達。
Yちゃんだけでなく、みんなた~くさんおかわりしていました!
お泊り保育のカレーは特別なカレーとなり、美味しくて楽しい夕食となりました!!
記事:宮地
 お泊り保育は、5歳児クラスになったらできる大きな行事の一つです。子ども達は4歳児クラスの時から楽しみにしていました。お泊り保育の数日前に、カレー作りをしたり、ディナーショーや花火をみんなでやることを話すと、お家でカレー作りの練習をしてきた子もいるほど当日を心待ちにしていたようです。カレー作りでは、大人と一緒に包丁を持って野菜を切るドキドキの経験もしました。自分たちで作ったカレーは、普段食べるカレーよりも美味しかったようです!お泊り保育が終わった後も「カレー作りが楽しかった!」と笑顔で言ってくれます。親元を離れて一晩友達や保育者と過ごすドキドキワクワクの経験をした子ども達。子ども達にとって大切な思い出となり、この日食べたカレーも特別なものとなったのではないでしょうか。
 
 
 

ままごと遊び

カラーチェーンは様々な遊びに使えますが、このときは麺に見立てています。
平成30年8月1日 りす組(1歳児クラス)
1歳児クラスのりす組では、少しずつお友達や保育者との言葉のやり取りを楽しむ姿が増えてきています。
 
ままごと遊びが大好きなTくん。
カラーチェーンを麺に見立てて、フライパンに入れお料理をしています。
お料理が終わると、器に盛り付けをして、近くにいる保育者のもとへ持って行き、
 
『めんめん、どーぞー‼』
 
と元気いっぱいに渡してくれます。
保育者が「いただきます!」と食べる真似をして「おいしかったよ。ごちそうさまでした~!」とT君に器を返すと、
 
『ハイッ!』
 
とにっこり嬉しそうに、ままごとコーナーへ戻って行きます。
空きボトルに色水が入っています。『ジュースどーぞー!』
保育者だけではなく、お友達にも
『ジュース、どーぞー!』
『いちごよ~!』『トマトよ~』
と渡し、やり取りや触れ合いを楽しんでいます。
 
また、みんなで一緒にいちごを食べる真似をして『あまいね~♪』と笑っている姿は、とても微笑ましく、可愛らしかったです!
 
お話をする子が、まだまだ少ないりす組の子ども達ですが、お友達への興味が増し、保育者の仲介のもと一緒に遊ぶ機会が増えてきています。それにつれて発語も多くみられるようになってきたと思います。『おいしいね』『楽しいね』など、お友達や保育者と気持ちを共有できたときは、とても嬉しそうにしています。
 
これからも、子ども達の気持ちに寄り添いながら、成長を見守っていきたいと思います。
記事:金澤
 1歳児クラスになると一人遊びから、お友達や保育者と関わりながら遊ぶようになります。個人差はありますが、発語も見られるようになり、一生懸命伝えようとする姿はとても可愛らしいです!ままごとは特に友達、保育者とのやり取りが楽しい遊びです。Tくんのように、簡単な言葉で思いを伝えようとする子に、私たち保育者がしっかり気持ちを受け止めることで、子ども達の満足した様子がうかがえます。りす組の子ども達が、友達同士で関わり遊ぶ姿が今後も楽しみです。
 
 
 
・製作活動♬(うさぎ組)

製作活動♬

「こう?」「もっと小さくする?」大人の手の動きを見ながら、一生懸命です。
平成30年9月4日 うさぎ組(2歳児クラス)
雨が降って戸外へ出られない時や、夕方の時間などを利用して、製作活動を行っています。
 
ときわぎ国領保育園は複合施設です。同じ建物内に特別養護老人ホームやデイサービスセンターがあり、日ごろからお散歩の帰りに寄ったり、お誕生会を一緒にするなど交流しています。
 
この日はそろそろ来る敬老の日に向けて、特別養護老人ホームやデイサービスのおじいちゃん・おばあちゃんに贈るプレゼントを作りました。
 
うさぎ組は、一人一人画用紙や折り紙を使ってどんぐりを製作することにしました。
保育者が「薄く塗るんだよ」と言うと「分かった。ちょっとね…」
手先がだいぶ器用になり、紙をちぎったり、貼ったり、何か型を描いたり…と、出来る作業が増えてきたうさぎ組の子ども達。今回は、自分でちぎった折り紙を台紙にのりで貼り、クレヨンで顔を描くという事にチャレンジしてみました!
 
まず、保育者が作った見本を見せ、イメージを膨らませてから始めました。
最初は、折り紙をちぎります。
保育者の手の動きを見ながら「こう?」とちぎって見せるAちゃん。
そんなAちゃんの様子を見ながら「もっと小さくする?」と保育者に聞き小さくちぎっていくNちゃん。
 
次は、ちぎった折り紙を台紙に貼っていく作業です。
「Aちゃんぬりぬり上手だよ」とのりを塗って見せるAちゃん!
のりを手に取ると、「どっちにつけるの?」「白い方?」と保育者に聞いていたのはKくん。
「うすく塗るんだよね」と言いながらのりをつけていました。
 
隣でやっていたAちゃんは、そんなKくんの様子を見ながら「こっちか」と言い、のりをつけていました。
 
最後にどんぐりの顔を描きます。
Kくんは、保育者の見本を何度も見ながら「目はここで、口が…」と各パーツを口で言いながら確認して描いていました。
個性豊かな表情に‼自分の描いた表情を真似して見せてくれる子もいました♬
そうして、できたどんぐり♬
Aちゃんは自分の書いたどんぐりの顔を見て「できたー!!」と満足気な表情を見せていました。
個性豊かなどんぐりが完成しました。
 
今までにも折り紙や新聞紙をちぎったり、自由に絵を描くという事はしてきたのですが、小さくちぎったり、顔を描いてみるのは初めてでした。
 
「顔をかけるのかな…難しいからとやる気にならない子もいるかな…」とも思っていましたが、保育者や隣の子達の様子を見ながら、小さく小さくちぎっていったり、見本を見ながら目と口をイメージして描いたりと、子ども達の“自分で出来る事”が広がっていっていることを改めて感じる事が出来ました。
大きなどんぐりの木が出来ました!
製作中は「どうやって作るの?」と少し難しい表情を見せる子もいましたが、保育者がやり方を伝えると、途中であきらめたりすること無く、最後まで自分でやろうと一生懸命作っていました。
 
難しいからやめるのではなく、難しいけど頑張りたい!自分でやりたい‼と言う気持ちが育ってきているのだと感じ嬉しくなりました。これからも子ども達のやりたいという気持ちを大切にし、出来る事を増やしていってあげたいと思います。
記事:吉澤
 子ども達は生活面だけでなく、今回のテーマ『製作活動』でも成長する姿を見せてくれます。
1歳児クラスの時は新聞紙ちぎりや、お絵描きでもグルグルと抽象的なものが多いのですが、2歳児クラスになると本文のような活動までできるようになってきます。こうした指先の動きが細やかになったり、描くものもより具体的になったりしてくるのも、2歳児へと年齢と共にに成長してきた証ではないでしょうか?こうした取り組み緒を1つずつ丁寧に積み重ねています。
 
 
 
・わらべうた「ゆすらんかすらん」
・運動会
 

わらべうた「ゆすらん かすらん」

職員の手元をじっと見て真似るNちゃん。もういっかい、もういっかいと何度も一緒に遊びます♪
平成30年10月2日 ひよこ組(0歳児クラス)
ゆすらん かすらん
 ゆすらん かすらん
 たかいやまこえて
 ひくいやまこえて
 あっ ぱっ ぱっ
 
ときわぎ国領保育園では、わらべうた遊びを取り入れています。
ひよこ組(0歳児クラス)の子ども達も、わらべうたが大好きです。
 
様々あるわらべうたの中で「ゆすらん かすらん」というわらべうたを歌っていた時のことです。
 
この歌の時ひよこ組では、色とりどりのチェーンにビーズブレスレットを通し両手で持ちます。チェーンを歌に合わせて、斜めに傾けて、ビーズブレスレットが動くのを楽しみながら遊んでいます。
 
保育者が「ゆすらん かすらん…♬」と歌いながらチェーンを動かすと、じっとブレスレットの動きを見る子ども達。
今はこのように通してから渡していますが、もう少しすると自分でできるようになるかな?
そのうちNちゃんが“やりたい!”と言う様子で、手を差し出してきました。
私が手を添えてチェーンをNちゃんに持たせると、ギュっとチェーンを握り、同じようにブレスレットを動かすことが出来ました。
 
それを見た他の子たちも“わたしも!”“ぼくも!”と手を伸ばし、みんなで楽しみました。
今では、保育者が歌いだすと、自分でチェーンとブレスレットを棚から取出し、保育者に渡して“やるやる!”とアピールしてくれます。
 
わらべうたを歌うと、歌っている保育者のほうへ近づき興味深そうに聴く姿は、とても可愛らしいです。
 
「ゆすらん かすらん」のわらべうた遊びは、チェーンを両手で持ち、さらに動かすという、2つの動作があるので0歳クラスの子どもには少し難しい遊び方です。ですが、月齢の高い子達は集中して楽しむことが出来ました。
 
このようなわらべうたでの遊び方は、楽しみながら色々な動作を経験することが出来ます。
これからも、様々なわらべうたを歌い、楽しみながら子ども達の成長を促していきたいと思います。
記事:渡辺
青色のスカーフの門をくぐりながら歩きます。歌が終わると、スカーフが下がり列はストップ!
幼児クラスでは、門くぐり、役交代遊びでこの歌を使います。
遊び方は…
鬼を二人決めます。他の子どもは、二人組になり手をつなぎます。
鬼は、スカーフを紐の替りにし、端を持って門を作ります。
 
手をつないだ他の子ども達は、列をなして歌いながら門をくぐって歩きます。
 
うたの最後の「あっぱっぱっ」で、スカーフを降ろします。
 
スカーフが降りたところで、行列はストップ!
スカーフの前で止まった二人に、鬼が「たかいやま?ひくいやま?」と聞きます。
たかいやまなら、スカーフを高く上げてくぐらせ、
ひくいやまなら、スカーフを下げピョンっと越えさせます。
 
たかいやま又はひくいやまを越えたた二人は、鬼役に変わります。そしてまた歌が始まります♪
記事:宮地
 わらべうたには、美しい日本語の響き、無理のない音域、本来子どもが持つリズム感や鼓動等たくさんの魅力が含まれています。ときわぎ国領保育園では、子ども達の年齢に合ったわらべうた遊びを取り入れており、みんな大好きです。
子どもは遊びの中で様々なことを学んで成長していきます。乳児期はうたの中でたくさんの言葉に出会い、想像し、発音しようとします。そして大人の言葉、動きを真似ることで、言語・身体機能も発達していきます。
幼児期になると、友達と一緒になって遊べるようになります。わらべうた遊びを通して、自然と遊びのルールが身に付いたり、友達と協力し合ったりすることで社会性も育ってきます。
伝承されているわらべうたはたくさんあるので、日々いろんな遊びを楽しんでいます。わらべうたをうたうと、たちまち子ども達が笑顔になって遊びだすので、歌っている私たちも楽しく、嬉しい気持ちになります☆
 
 
 

運動会

閉会式で幼児クラスの子がもらうメダルです。子ども達は、とても楽しみにしています☆
平成30年10月6日 ぞう青組(5歳児クラス)
10月6日に、ときわぎ国領保育園の運動会が行われました。
 
かけっこや、踊り、リレーや組体操など、観に来てくれる人たちに、かっこいい姿を見せたくて、頑張って練習に取り組みました。
 
運動会も近づいてきたある日、幼児クラス(3・4・5歳児)の子ども達で、閉会式の練習を行った時の事です。
 
閉会式の一連の流れを練習し終えた年長児のYくんが、私の元へ来て「閉会式の練習をしたら、練習なのに涙が出てきちゃった」と涙ぐんでいました。
 
Yくんは運動会に向けて、リレーや組体操の練習に一生懸命取り組んでいました。
組体操中に披露する跳び箱も、途中で苦戦しながら「6段跳びたい‼」とあきらめずに頑張っていました。
 
閉会式の練習では、そうした日々の頑張りを思い出して子どもなりに何か感じる事があり、それが涙に繋がったのだと思います。
 
10月6日、迎えた本番当日、子ども達は緊張を感じながらも、とてもよく頑張りました!
Yくんも跳び箱への緊張や不安と葛藤しながらも、本番ではキレイに跳ぶことが出来ました。
 
皆で頑張った運動会。
閉会式での子ども達の表情は達成感であふれ、もらったメダル以上に輝いて見えました!!
記事:榎本
 夏頃から少しずつ運動会の練習に取り組んできました。5歳児クラスにとっては保育園で行う最後の年です。頑張りたい意気込みと、できるのかなぁという不安な気持ちが本番に近づくにつれて大きくなって、緊張した様子が増していく子ども達。
担任は、一人一人の気持ちを受け止めながら関わってきました。そして本番、子ども達は笑顔で力を出し切りました。
閉会式でメダルを受け取る姿に、担任の思いも子どもに負けないくらい大きいものだったことでしょう。
 
 
 
 
・遠足(ぞう組)
・飲めたよ(りす組)

遠足

クラスの中にある本のコーナーでは、いつでも図鑑や絵本を広げて見ることが出来ます。
平成30年10月17日 ぞう組(3・4・5歳児クラス)
10月17日、多摩動物公園へ遠足に行きました。
みんなで大きなバスに乗って行きました。
一日園内の動物を見て回ったり、お弁当を食べたりする中で、子ども達はさまざまな反応を見せてくれました!
 
Yくんがゾウを見たときの観察力に驚きました。
多摩動物公園には、アフリカゾウとアジアゾウの二種類のゾウがいます。
 
動物園に入って、先に見たのはアフリカゾウです。皆口々に「鼻が長いね」「体が大きいね」と言っていました。
その中にいたYくんは「牙があるね~(牙)白いね」と近くにいた私に教えてくれました。
 
アフリカゾウとアジアゾウの大きな違いは、
アフリカゾウには、牙があり耳が大きい、
アジアゾウは、牙がなく耳が小さいという点です。(アジアゾウのオスには牙があるものと、ないものがいるそうですが、多摩動物公園には牙があるゾウはいませんでした)
 
遠足に行く前から、保育室の本コーナーに動物に関する図鑑や絵本を増やしたり、多摩動物公園の地図を貼ったり、動物への関心を高められるよう関わってきました。子どもの中には、繰り返し図鑑や絵本を一生懸命見ている子もいました。Yくんもよく図鑑を見ていた一人です。
多摩動物公園のアフリカゾウ
Yくんが牙について発言してくれたので、私は「このゾウには牙があるね、この後見るアジアゾウはどうかな?」とみんなに観察のヒントを投げかけてみました。
 
アフリカゾウを見た後も、色々な動物を見て歩きました。
キリン、チンパンジー、ワシやコアラなどです。坂が多く歩くのが大変ですが頑張って歩き、見る動物に興味津々な様子でした。
広場で楽しみだったお弁当を食べた後、アジアゾウを見に行きました。
 
私は牙がないことに子ども達が気づけるかなと様子を見守っていました。
観察してしばらくするとYくんが「このゾウには牙がないね」との発言が…。
またアフリカゾウと比べ、アジアゾウの耳のほうが小さいことにも気が付いていました。
 
その言葉を聞いた他の子も口々に「本当だ!」「牙がない!」と声を上げていました。
 
Yくんは、ゾウの特徴のほかにも、キリンの舌の色が人間と違い黒いことや、高い草を食べるため首が長くなったことなども教えてくれました。
絵本や図鑑で見ていた事に興味を持ち、動物園で実際目にして確認できたこと、またそれをみんなで共有できた経験はとても良かったと思います。子どもの興味や探究心を大切にしていきたいと思います。
記事:杉木
 遠足の次の日、子ども達は何が一番印象に残っている?など友達と会話をしたり、クラスの中に貼ってある動物公園の地図を見ながら「ここを通って・・・レッサーパンダ!かわいかったよね!」と思い出していました。また、レゴブロックでゾウやライオンなどを作って遊んでいる子もいました。普段目にできない動物を、一つ一つじっくり観察して感じた驚きと発見は、子どもの心に残ったようです。子ども達にとっても保育者にも、良い思い出が一つ増えました。
 
 
 

飲めたよ!

平成30年11月2日 りす組(1歳児クラス)
ときわぎ国領保育園の1歳児クラスはお昼ごはんのほかに、朝9時半ごろに午前のおやつ、お昼寝から起きた後に午後のおやつがあります。
午前のおやつは軽めのビスケットなど、午後はおにぎりなどの軽食と共に、麦茶と牛乳も用意しています。
 
おやつに添えられる牛乳ですが、苦手な子もいて一口も飲まず「いらない」と言ってコップを避けている子もいます。
そのため苦手な子のコップは、予め牛乳を少量にして提供しています。
 
ある日の午後のおやつ中の事です。
Tくんはいつも「牛乳いらない」と言って飲まないので、私が牛乳を飲むか確認してコップを下げようとしました。
すると、突然小さな声で「飲んでみる!」と言ったのです。
 
その言葉に私は少し驚きつつ『Tくん飲めるの?見せて♪』と声をかけるとゆっくりと飲み始め、
「牛乳飲めたよ!」とピカピカになったコップを見せてくれました。
 
おやつが終わった後も、「牛乳飲めたんだよ!」と飲めた嬉しさをほかの保育者や、迎えに来たお母さんへ伝えていました。Tくんは、この出来事の後から牛乳を残さず飲めるようになりました。
 
 
今回の出来事に私はとても驚いて、思わずその子の頭を撫で、ハイタッチをしました!
日々の保育を行っていく中で、子ども達の行動や言動に驚かされることが沢山あります。
これからも子ども達と一緒に喜びや成長の過程を共有し、楽しく過ごしていきたいと思います。
記事:金子
 子どもは、昨日できなかったことが今日出来るようになったり、今回の記事のように昨日やらなかったことを今日は挑戦してたりする姿があります。生活の流れだけを見ると毎日が同じことの繰り返しのように見えますが、子どもの動きは毎日同じではありません。私たち保育者は、日常の中にある子どもの少しでもやってみようと挑戦する姿や、ほんの少しであっても成長した姿を大切にしています。日々子ども達に寄り添い、時には見守りつつ子どもの喜びに共感し保育しています。
 
 
 
・お散歩中に気づいたこと
・ビンゴ散歩
 

お散歩中に気づいたこと

夕焼け色の落ち葉はどれかな?
平成30年11月 うさぎ組(2歳児クラス)
ある日のお散歩の出来事です。
公園内に色とりどりの落ち葉が落ちており、赤や黄などの葉っぱの絨毯が出来ていました。
 
保育者が「赤や黄色の葉っぱがいっぱいだね」と話していると、A君もやってきて一緒に落ち葉の観察をしました。
「赤の葉っぱあった!黄色もあった!」と皆話している中、
A君は「夕焼け色ないかな?」と一言。
 
確かに葉の色は一枚ずつ違い、単に「赤」「黄」といった色ではなかったのです。
夕焼け色という表現がとてもピッタリでした。
 
電車が来た! 緑のラッピング電車は人気車両です♪
また別の日には、電車が見える橋へ行きました。
 
みな電車が目の前を通るたびに手を振り、大興奮!
そんな中、K君が橋の下に流れている川の水面に、電車が映っていることに気がついて知らせてくれました。
 
皆で「本当だ!!すごい!」
と発見を喜びあいました。気が付いた本人も、はにかみ喜ぶ中、
「なんだか(電車が)お空を飛んでいるみたいだよね」と一言。
『電車』だけに目が行ってしまいがちですが、川に映り込んだ電車や空にも目を向け想像を膨らませたであろうK君。いろんなことに気が付けたことが誇らしげな様子でした。
水面に映った電車。 きれいですね!
A君やK君の感性や想像力を羨ましく思うと同時に、大人が何気なく発した言葉からも、子どもの世界は狭まってしまう可能性があると改めて感じました。
 
大人も感性や想像力を働かせようとしますが、子どもが持つものにはかないません。日ごろから子どもに「どう感じたか?」「どう思うか?」など投げかけながら、発した言葉や気づきを大切にして日々を過ごしていきたいと思います。
記事:中根
 子どもの発想には驚かされることもあれば、“なるほど、そう見えるのね”と感心することもあります。お散歩など日常の何気ない場面で、子どものそういった言動に遭遇すると、子どもの純粋な心を改めて感じます。
このような発見があった、うさぎ組のお散歩は素敵な体験でしたね♪
日々を様々な経験を通し過ごす中で、子どもの気づきを大人の物差しで測らず、大切に見守っていきたいと思います。
 
 
 

ビンゴ散歩

き、ねこ、そら、でんせん、にんげん…
平成30年12月 日 ぞう組(3・4・5歳児クラス)
子どもたちは寒くても元気よく外へ遊びに行きます。
ある雨あがりの日の散歩についてお伝えします。
 
雨が止んだばかりなので、公園の遊具は濡れていて遊べません。そこで、ぞう組みんなで「ビンゴ散歩」をすることにしました!
 
ビンゴ散歩というのは…
 
まず、手のひらサイズくらいの画用紙に、9マスのビンゴの枠を書いたものを用意します。
子どもたちは、そのマスの中にお散歩中出会うだろうと予想した物を、書き込みます。
どこに向かうか…先頭の保育者を途中で交代させながら、どこに向かうか気分次第♪
お散歩へ行く前の自由遊びの時間、近くにいる子に声をかけると、新しい遊びにワクワクしたのでしょう「なになに??」とだんだん集まってきます。
 
マスの中には文字でもよいし、絵でもよいし、書くのが難しい子はお兄さん、お姉さんや大人がお手伝いして…
みんなのビンゴカードの準備が出来たら、出発です!
 
みんなのマスの中は、自転車・木・ポストなどで埋められていました。
中には、「赤ちゃん」「犬」「飛行機」なんてものもありました。たしかにお散歩していると、赤ちゃんや犬のお散歩にも出会いますよね♪発想が面白い!
 
それぞれビンゴカードを持ち保育園を出発すると、みんなキョロキョロ。
「木があった!」
「川を見つけたよ!」と歩いている途中口々に言いあっていました。
ビンゴになったかな?!
途中途中、少し広場のようなところに来ると、みんなで立ち止まり、ビンゴカードの中にあったものを思いだして〇をつけます。
 
保育園の周辺を1時間くらいかけて、ゆっくり巡ったのですが、〇をつけるたびに大盛り上がり!
園に帰ってくると「私は〇が6個!」「ぼくは5個!」と、〇の数を数えて喜んでいました。
 
普段行く道も、遊び方次第ではいろいろな変化を楽しむことが出来ます。
自分たちの通っている保育園の周りには何があって、どんな暮らしや店があるのかという事に、関心や興味をもって周ってみるのも面白いものでした。
記事:松本
 先日2回目のビンゴ散歩がありました。今回はビンゴ散歩の後、子どもたちの記憶をもとに保育室で地図を作ってみました。5歳児クラスの子たちを中心に興味のある子に集まってもらい、作り始めました。大きな紙に“ときわぎ国領保育園”と、保育園の前の道を保育者が描いてからスタート!「ここにパン屋があったよ」「ポストもあったね」と、散歩中に見たものを次々に思いだしながら、子どもたちが絵や文字を描きこんでいきます。普段の散歩では気づかない店やポストなどにも、ビンゴ散歩をすることで意識して観察することが出来たのだと思います。
また、3歳児クラスの子が「カラスとかハトはいるのに、カモいない~」と言っていたことに対し、5歳児クラスの子が「カモは川にいるんだよ。今日は野川に行かないから会えないね」と説明していました。どんな場所にどんな生き物がいるのか理解しているのだなと感心しました。3歳児クラスの子も、この散歩を通して場所によって生息している生き物が異なることがわかるのではないかと思います。
 
 
 
・お正月(ぞう組)

お正月

伊豆美神社
平成31年1月4日 ぞう組(3・4・5歳児クラス)
ときわぎ国領保育園は新年1月4日から保育が始まります。
新年保育園初めての日、子どもたちと一緒に初詣に行きました!
 
ぞう組(3・4・5歳児クラス)と、うさぎ組(2歳児クラス)も一緒です。
まだお休みの子も多く、4クラス合わせても15名と少なめです。
 
昨年も初詣に行きましたが、今年はもう少し保育園から離れた大きな神社を目指し頑張って歩くことにしました。
目的の神社は、狛江市にある伊豆美神社です。
鳥居のまえでお辞儀をしてから入るよ
出発する前に、初詣の由来について伝えると
「初めて知った~」
「お家で聞いたことある」という子どもたちでした。
 
神社まで行く道中では、冬休みの楽しかったことを話したり、神社で何をお願いするのかを考えたりしながら歩きました。
普段のお散歩よりも長い片道30分の道乗りでしたが、雲一つない青空の下、楽しみながら向かうことが出来ました。
 
神社に着くとまず、神社参拝の作法を保育者から伝えます。
右手に杓をもって、左手を清めて…
手水舎で身を清める方法を見本を見せながら説明し、
その次は、拝殿前で鈴の鳴らし方、二礼二拍一礼の説明もしました。
そのあと、子どもたちも大人の様子にを真似して、参拝しました。
 
参拝をするとき、「りんりんさせて(鈴を鳴らして)、その次にぺこり(お辞儀)を2回して…」と、子どもたちの自分なりの言葉で保育者の説明を覚えていたようで、かわいらしかったです。
 
参拝中、「〇〇のおもちゃが欲しいです」「大金持ちになりたいです」という小さな声のお願い事が聞こえてきました。
一生懸命にお願いする後姿が可愛い♪
叶うといいですね♪
 
 
初詣の他、お正月遊びの様子についてもお伝えします。
 
保育室内には、コマ、カルタ、福笑いがあり、自由遊びの時間に遊んでいます。
園庭では羽根つきもしています。
福笑い
子ども達は「どうやってコマを回すの?」「福笑いって何ー?」と興味津々です。
保育者も子どもと一緒になって、コマ回しの練習をしました。繰り返し練習を頑張って、回せるようになると喜んだり、友達や保育者と喜びを共有したりして過ごしました。
 
ときわぎ国領保育園は高齢者施設と併設されています。福笑いは、特別養護老人ホームへ持っていき、おじいちゃんやおばあちゃんとも一緒に遊びました。
福笑いなど、日本伝統の遊びは、おじいちゃん、おばあちゃんも詳しいので、すぐに遊び始めることが出来、お互い笑顔で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
おばあちゃんと一緒に♪
古くから伝わる、お正月の風習や伝統に、子どもたちが自然と触れ、楽しめるようこれからも伝えていきたいと思います。
 初詣には2歳児クラスの子ども達も一緒に行きました。2歳児クラスの子は、初詣の由来を伝えてもまだ理解するのは難しい様子でしたが「ぞう組(3・4・5歳児クラス)のお兄さんお姉さんと一緒に一年を元気で過ごせるように、神様にお願いしようね」と話すと、長い道のりも頑張って歩き、神社まで着くことができました。参拝も見よう見まねで行っていて、とても可愛らしかったです。
 新たな一年が健康で幸せであるよう願うお正月。コマまわしや福笑いは縁起物として古くから親しまれるお正月遊びで、今でも変わらず楽しまれるのは取れも素敵なことですよね☆人々が昔から受け継いできた良き伝統を、子ども達に大切に伝えていきたいものです。
 
 
 
三つ編みに挑戦!(ぞう青組)
 

三つ編みに挑戦!

足の指の力も必要ですね。
平成31年1月 ぞう青組(5歳児クラス)
ある日私が、保育室でスズランテープを三つ編みにしていた時のことです。保育園では、スズランテープを三つ編みして紐状にしたものを、様々な用途で使っています。三本のスズランテープの端を一結びにし、足の親指と人差し指の間に端を挟んで編んでいました。
 
そんな姿を見た、5歳児のS君が「ぼくも やってみたいな!」と声をかけてきました。
ちょっと難しいかな?と思ったのですが、まず私が紐を左右順に交差させることをやって見せ、30㎝程度の長さのスズランテープを渡しました。
きれいな三つ編みが出来ています♪
S君は、私の横で様子を見ながら編みはじめました。
初めは白色のスズランテープを使って編みましたが、他の色の物も用意すると何本も編みすすめ、だんだん指使いも上手になり、私が編んだものと変わりないくらい、きれいな編み目になっていきました。
 
とても集中して楽しそうにやっているので、
毛糸で三つ編みをして、ブレスレットにするのはどう?とS君に提案すると「やりた~い」と返答!
 
細い毛糸は、スズランテープより編みにくいのですが、根気よく編んでいました。
ブレスレット☆ 最近はS君を見たほかの子も挑戦しています。ネックレスを作った子もいますよ♪
できたブレスレットは、大好きな職員や、妹にプレゼントしていました☆
 
女の子は髪の毛を三つ編みにしてもらうなど、日常の生活の中に三つ編みがありますが、今回S君が興味を持ち、体験したことは、良い経験だったのではないでしょうか?指先を使う細かな動作は、小学校入学の前に経験させてあげたいことの一つです。
記事:宮地
 つまむ、引っ張る、めくる、持つなど指先を使う様々な動きの遊びがあります。0歳児クラスから、ポットン落としなど遊びの中で、少しずつ取り入れています。年齢が大きくなるにつれて、徐々に複雑な遊びを提供していきます。私たちは日々子どもの興味を持った時がチャレンジする時と信じ、いろいろな事に触れる機会を用意して、子どもの興味を引き出し意欲的に学べるように工夫しています。
 
 
 
・なんだろこれ…動く!(ひよこ組)
・一緒にやってみたら…(ひよこ組)

なんだろこれ…動く!

この時期は、影が大きくできますね。
平成31年1月29日 ひよこ組(0歳児クラス)
晴れたこの日、みんなで公園へ行きました。その公園は大きな汽車の形の遊具があるので、私たちは「汽車ぽっぽ公園」と呼んでいます。ひよこ組は、この公園に初めて行きました。子どもたちは、汽車型の遊具に興味津々!
 
しばらくして、汽車型の遊具から少し離れたところで、Yちゃんが立ったまま、じーっと地面を見ているのに気が付きました。
時々右足を前に出しては、何かを踏むようなしぐさをしていました。
 
何をしているのかな?と思い、近づいてYちゃんの目線の先を見てみると…
どうやら、Yちゃんが見ていたのは自分の影!
右足の動きは、影を踏もうとしていたのでした。
大きな汽車の遊具があり、子どもに人気です。
私がYちゃんに「バイバイしてみたら?」というと、小さく手を振ったYちゃん。
手を振ると影が動くことに気が付くと、今度は大きく手を振り、ニッコリ笑顔!
 
そのあとは、保育士や汽車の影を踏んでみては、笑っていました♬
 
大人になると当り前のことでも、小さい子にとって影の存在は大きな発見です!
その発見を一緒に確認し、喜ぶことができて嬉しかったです☆
記事:佐藤
 大人になったら当たり前と思う事でも、子どもと同じ目線に立ってみると、新鮮な事なんだと実感することがあります。影を見つけて手を振ったり、影を踏んだりする姿には、Yちゃんの新しい発見を喜ぶ様子が窺えます。新しい発見を保育者と共感だ来たことで、Yちゃんは満たされた気持ちになれたのではないでしょうか。そういった姿を見逃さないよう、今後も見守っていきたいと思います。
 
 
 

一緒にやってみたら…

積み木を重ねて…
平成31年2月 ひよこ組(0歳児クラス)
夕方、ひよこ組の子どもたちは室内で遊んでいました。
積み木遊びにKくんを誘った時のことです。
 
ひよこ組には、白木の積み木、カラフルな色の木の積み木、音のなる積み木など数種類の積み木があります。入園したばかりのころの遊び方は、積み木を持ち口に入れ感触を楽しむなどでしたが、成長に伴って遊び方が変わってきました
 
最近は、いくつもの積み木を重ねて、塔のように細長く積み上げられる子も出てきています。
Kくんもその一人です。
Kくんが積み木を積み上げていると、そこにMちゃんが近づいてきました。
 
MちゃんはKくんの積み木を見て、手を伸ばして触ろうとしたので、私は「Kくん使っているね。Mちゃんも使いたいの?」と聞くと、伸ばした手を引っ込め大人を見てうなずきました。
 
「ここにあるよ」と積み木の入ったかごを指さし、いくつかMちゃんの前にも置いてみました。
Mちゃんは少しKくんを気にしながらも、自分で積み木を積み始めました。
ひよこ組にある積み木
こんどは、それに気が付いたKくん。じ~っとMちゃんを見ていると、Mちゃんと目が合いました。
Kくんは、Mちゃんに向かって笑顔で拍手!するとMちゃんも笑顔になり、拍手!
高く積み上げる事が出来たことを、お互いほめ合っているようです。
 
楽しくなった二人は積み木を壊し、これで終わりかと思ったら…
またそれぞれの積み木を積み上げ、積み上げおわると顔を見合わせ笑顔で拍手!
壊しては、また作り、お互いを見ては笑って遊んでいました♬
 
他の子に興味を持ち、友達との遊び方を学び途中のひよこ組の子どもたち。
玩具の取り合いは日常茶飯事ですが、その中で大人が気持ちを受け止め遊び方を伝えることで、友達と楽しさを共有して遊ぶ経験を増やしていくことが出来ます。
子どもの気持ちに気づき、さりげないサポートをしていきたいと思います。
記事:佐藤
 大人以上に人の気持ちに敏感な子どもたち。まだ言葉でコミュニケーションをとるのは難しくても、表情や仕草で周りの友達や人と関わろうとしているのが分かる一場面ですね。思いやりを持ちや他者と関わることの大切さ、楽しさを伝えていく事は難しく、時間のかかる事です。私たち保育士は、この記事のような日々のさりげない関わりを見守っていくことで、子どもたちが自ら“思いやり”や”友達と関わる楽しさ”を感じながら成長していって欲しいと願い保育しています。
 
 
 
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